> 私鉄屋雑記帳 世界一の路面電車都市、メルボルン #3
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三条イツキ

Author:三条イツキ
どこまでも続く田園風景の中を、のんびりと単行の古びた電車が、ゆらゆら車体を揺らしながら、釣り掛けの轟音を残して通り過ぎてゆく…
私鉄系旧型電車が好きな管理人が、国内の地方私鉄から海外の軽便鉄道まで、気の向くままに写真を撮り歩いては書き綴るブログです。
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世界一の路面電車都市、メルボルン #3
#2の続きです。


3回に分けて紹介しています、メルボルンを走るトラムたち。
最後はお待ちかね、現役車のなかでは最古参のWクラスです!!


1923年から33年間に渡って、少しずつ仕様を変えながら752両(!)製造された、メルボルン版の都電6000形。
しかし低床車と引き換えに大半が廃車されてしまい、今では状態の良い12両のみが残り、動態保存的な運用となっています。


現在も活躍を続けているのは、1951年以降に製造されたSW6、W6、W7形と呼ばれる、経年の浅いグループです。
形式による違いは殆ど見当たりませんが、塗装が2種類あり、緑とクリームのツートンカラーをした標準色と、あずき色に金の帯を巻いたシティーサークル色が存在します。


シティーサークルは、都心のフリートラムゾーン内を環状運転している35系統の愛称です。
メルボルン臨港部の再開発地区ウォーターフロントシティ(Waterfront City)を起点に、伊予鉄の1・2系統みたいなラケット型の運行形態になっていて、時計回り、反時計回りともに12分間隔で運転、約50分で一周できます。
2015年1月1日にフリートラムゾーンが設定される前は、このあずき色をしたシティーサークルのみ運賃無料というルールになっていたそうです。


そんなわけで、誤乗防止の為に一般車両とは違う塗装だったのですが、フリートラムゾーンが出来て識別する必要性が薄れたこと、2014年までに他の路線からWクラスが撤退してしまったこともあって、標準色のWクラスも普通にシティーサークルで走っていました。
活躍の場が狭まったのは残念ですが、シティーサークルを狙えば必ずWクラスに出会えるので、撮ったり乗ったりする分には有難いですね。


白熱灯が光る、お洒落な車内。
簡単な観光案内が流れたりして、旅行者を意識した路線という感じなのですが、地元の方と思しきお客さんも大勢いて、いつ乗っても混んでいました。
街中を移動する分には便利なルートですし、何てったって無料ですからねぇ…。


ほぼ全線で、何かしら他の系統と重複してるシティサークルですが、このスプリング通り&バーク通り(Spring St. & Bourke St.)電停の前後のみシティーサークルの単独区間になっています。
他の系統を邪魔しないので、ここで運転間隔の調整をしているらしく、電車によっては数分停まっていることも。
それなのに結構アバウトでして、待っていて本当に12分間隔なんだろうかと思うこともしばしばありましたがw


サボを使用している928号。
通常は方向幕に経由地も記載されているんですが、何故かコイツだけ「CITY CIRCLE」幕で固定、経由地入りのサボを使用していました。
幕の故障か、収録されている内容が他と違うんでしょうかね…??


拡大すると、こんな感じ。
ところどころ欠けたりしていて、かなりボロいです(笑)


別の日に撮影した、反時計回りバージョンは綺麗でした。


標準色のSW6形3両(946、957、959)は、今後も長期的に運用できるように、大掛かりな更新工事を実施し、形式も新しくW8形という名前に変更されているそうです。
ただ、パッと見て分かる違いは、ライトが白色LEDになったことくらいでしょうか。
そういえばWクラスたち、他のシティーサークル色のクルマも含め、モーター音がとても静かなので、恐らく現存車は全てカルダン化されているのではないかと思われます。
釣り掛け電車好きとしては、ちょっと物足りない感じです(^-^;


957号のみ、ヘッドマークのような形をした35系統のシールが貼ってあります。
これら標準色のクルマも、車内にはカードリーダーも設置されていないので、もう他の系統では運用できません。


またWクラスを見ていて、いいなぁと思ったのが、乗降扉の足元にも大きな窓があること。
これ、狭い電停で降りるときに、ドアが開く前から外の様子が分かるので、とてもいいですよ。
日本だと一部のバスで、こういう仕様になっている扉がありますが、古い路面電車では見掛けませんね。


シティーサークルの運行時間は、10時から日~水曜日は18時まで、木~土曜日は21時まで。
Wクラスたちは、フリートラムゾーンの外側にあるサウスバンク車庫に所属しているので、運行時間の前後になると、営業運転では経由しないスペンサー通り(Spencer St.)を走る出入庫回送が見られます。
※写真の撮影場所は、通常の営業運転でも走行するラ・トローブ通り(La Trobe St.)です。


ライトアップされた州議事堂前に佇むWクラス。
ここ数年で急速に数を減らしてしまったというWクラスですが、メルボルンの古い街並みに似合うだけに、少しでも長く走っていて欲しいですね。

#4に続きます。
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