> 私鉄屋雑記帳 下津井電鉄#1 港町に眠る軽便鉄道
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三条イツキ

Author:三条イツキ
どこまでも続く田園風景の中を、のんびりと単行の古びた電車が、ゆらゆら車体を揺らしながら、釣り掛けの轟音を残して通り過ぎてゆく…
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下津井電鉄#1 港町に眠る軽便鉄道


5月4日、朝に少しだけ琴電を撮影した後は、快速マリンライナーの客に。
瀬戸大橋を渡って最初の停車駅、児島で途中下車して、こんなところへ寄り道してみました。


1991年まで運行されていた下津井電鉄の下津井駅跡です。
下電は軌間762mmのナローゲージで、北勢線や内部・八王子線みたいな近代的な電車が走っていました。
今もホームの一部や車両などが、有志によって保存されています。


まず一番手前、児島方に止まっていたのは、鮮やかな赤いディーゼルカー、ホジ3号
1971年に廃止された井笠鉄道から、下電へとやって来ました。
下電の電化は1949年のことで、それよりも後に何故ディーゼルカー?という不思議なクルマなのですが、どうやら1972年に茶屋町~児島間が部分廃止となった際、資材運搬用として購入したようです。
しかし、実際にはエンジンが不調で殆ど使えなかったというオチ付き。

このホジ3号、雨ざらしの割に状態は良く見えますが…


反対側は窓ガラスが割れてしまったのか、こんな姿でした(汗;


そのすぐ後ろには、クハ5号
前カゴ付きの典型的なガソリンカーという感じですが、もともとガソリンカーだったものを改造した、れっきとした電車です。
まぁ電車と言っても制御車ですから、大した改造でもない気もしますがw


そして辛うじて(笑)屋根の下に保存されているのは、末期まで活躍したモハ1001号と、悲運の名車メリーベル号こと2000形!
部分廃止以降、他の鉄道路線と一切接続していない陸の孤島と化していた下電が、瀬戸大橋の開業を機に観光路線へ転換しようと、1988年に社運を賭けてデビューしたのがメリーベル号でした。
とりあえずメルヘンチックにして、夢の国を目指しました!という、ありがちな感じのデザインですが、これをナローゲージでやってしまったところが最大のポイント。
もともとおもちゃっぽい電車だったので、これが意外と似合っているんですよね。
またメリーベル号に合わせて、児島駅は飾り物だらけの派手な駅舎にリニューアルされ、乗務員の制服も”キャスト”みたいな上下とも白いデザインのものへ変更されたそうです。
しかし思うように観光客を誘致することは出来ず、たった2年で夢は幻に…。


モハ2001+サハ2201+クハ2101の3両、フル編成で現存しています。
ただ実際には目論みがコケてしまったので、中間のサハを抜いた2両編成で走っていることの方が多かったそうです。
結局フル編成で活躍したのは、皮肉にも廃止間際のお名残りラッシュの時だったとか…。

ちなみに車体の側面に見えるルーバーは、床置式の冷房装置です。
メリーベル号は、ナローゲージとしては日本初、そして北勢線の冷房化改造が行われるまでは日本で唯一の冷房車でもありました。


反対側へまわってみると、モハ103+クハ24の姿も。
この2両は、引退したときフジカラーのラッピング車だったのですが、後に標準色へ塗り直されています。
過去に訪問された方の写真を見ていると、他の車両たちも割と頻繁に塗り替えや移動が行われているようですが、こんないつ崩落してしまうか分からない屋根の下では、落ち着いて作業もできないんじゃないかと余計な心配をしてしまいます(^-^;



下津井駅跡から遠くに瀬戸大橋が見えていたので、橋に向かって10分ほど歩いてみると、こんな風に一望できる場所へ辿り着きました!

下津井には児島駅からバスが毎時1本、きれいな等間隔で走っています。
1時間したら帰ろうかと思っていたのですが、この景色を見たら少しのんびりしたくなって、乗るバスを1本遅らせることにしました。


おまけ。
港で見つけた鉄道っぽいものw

#2に続きます。
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