> 私鉄屋雑記帳 武蔵白岩鉱山、閉山へ
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三条イツキ

Author:三条イツキ
どこまでも続く田園風景の中を、のんびりと単行の古びた電車が、ゆらゆら車体を揺らしながら、釣り掛けの轟音を残して通り過ぎてゆく…
私鉄系旧型電車が好きな管理人が、国内の地方私鉄から海外の軽便鉄道まで、気の向くままに写真を撮り歩いては書き綴るブログです。
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武蔵白岩鉱山、閉山へ
埼玉県は飯能市の山奥で走っていた”小さな鉄道”が、3月31日をもって、ひっそりと姿を消しました。



廃止前日の3月30日、まずは飯能駅のバスターミナルへ。
すると、1台しかない国際興業の旧塗装復刻車が止まっていました。
国際興業といえばキュービックでしたが、どうやら今では旧塗装のコイツが最後の一台になってしまったようです。


湯の沢行きのバスに揺られること約1時間(!)名郷というバス停で下車。
ここから、さらに山道を歩くこと40分ほどで…



到着ー!!!

こちらが今回の目的地、JFEミネラル武蔵野鉱業所です。
同鉱業所では、1kmほど離れた場所にある武蔵白岩鉱山で採掘された石灰石を運搬する為に、鉱山鉄道が活躍しているのですが、電車、バスを乗り継いで、最後は徒歩という、まぁホント絵に描いたような辺境の地であります。
久しぶりに心地よい達成感を味わいました、まだレールすら拝んでいないのに(笑)

とりあえず事務所で撮影許可を…と思ったら、ちょうど3名の同業者さんが事務所から出てきました。
そのうちの2人は、行きのバスからずっと一緒だった方ですwww
スマホの電波すら通じない場所なだけに、同志が居ると心強いですね。


さて、無事に撮影許可を頂いたので登頂開始!
え?ここって工場の敷地内なんじゃ…??
いえいえ、これでも「立入り禁止」のバリケードより手前はハイキングコース。
今は廃村になってしまったそうですが、山上の集落へと続いている立派な生活道路でもあるのです。


つづら折りになっている作業員通路ハイキングコースを上って行くと、いきなり軌道が現れました。


そしてトロッコも発見!


凸型のバッテリーロコに、グランビー鉱車と呼ばれる貨車が9両繋がっています。
石灰石で白く染まった車体は、観光用ではない現役の鉱山鉄道の証です。



奥には、予備機?部品取り用??の怪しげな機関車も…。
手前に見えているのが本線で、分岐を右手へ進むと、採掘場へと続くトンネルに繋がっています。



道なりに進んで行くと、工場全体を見渡せる俯瞰ポイントへ辿り着きました。
斜面の僅かなスペースに敷かれたレールは、まるでHOナローのレイアウトのようです!

さきほどの同業者さん曰く、土日は運休、31日は閉山式で動かない、可能性があるのは今日だけ、とのこと。
もう閉山間際でしたから、車両が止まっているところでも撮れたら万々歳!という気持ちで訪ねたのですが、これは期待できそう…?というワケで暫く様子を見ていると、時折工場の方が姿を現しますが、どうやら閉山式の準備をしているだけで機関車には乗りません。
走るかどうかわからないトロッコを待つこと10分…


背後からモノレールが出現www
このモノレールは、採掘場近くの詰所へと繋がっています。

さらに30分ほど待つと、またしても動きが。
工場の方が1名出て来て、なんと機関車にヒョイと乗車するではありませんか!
パトランプが光り始めるとすぐに走り出して、トンネルへと吸い込まれて行きました!!
遂に動いたのです!!!



折り返しを撮る為に工場近くまで下ると、いつの間にか同業者さんが増えていました。
いやぁ、こんな山奥まで撮影に来られるとは…皆さんバイタリティがありますね(お前が言うなw)
10名ほど待機するなか、トロッコはちょうど1時間で帰って来ました。
閉山式を前に、整えられた祠のそばを通過して、ラストスパートです。



原始的だけど凄いなぁと感心したのが、この装置。
鉱車の側面に付いている車輪が、レール横に設置されたジェットコースターの様なガイドに当たることで傾いて、積荷を落とす仕組みになっています。
しかし何故か空車のまま帰って来たので、ただ傾くだけ。
一体何のために採掘場まで往復したのかナゾですが、お陰さまで一連の流れを見ることができました。



上屋がある部分を通過して、鉱車が切り離されました。
とにかく平地が少ないので、この区間はアメリカの高架鉄道みたいになっています。



身軽になったバテロコ君、コトコトと構内を走り…


名残を惜しむかのように再びトンネルの前まで移動。
小休止した後、屋根の下まで戻って来て、二度と覚めることはないであろう深い眠りに就きました…。
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