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三条イツキ

Author:三条イツキ
どこまでも続く田園風景の中を、のんびりと単行の古びた電車が、ゆらゆら車体を揺らしながら、釣り掛けの轟音を残して通り過ぎてゆく…
私鉄系旧型電車が好きな管理人が、国内の地方私鉄から海外の軽便鉄道まで、気の向くままに写真を撮り歩いては書き綴るブログです。
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砂漠の国からの贈り物

岩手開発鉄道の後は、今年4月3日に一部復旧したばかりの三陸鉄道南リアス線へ乗ってみることにしました。


なんだかとっても派手な三鉄盛駅。
駅舎内にも所狭しとキャラクターやグッズ、ポスターが散りばめられていて圧倒されてしまいます(笑)
隣に並んで建っているJRの駅舎がさっぱりしたデザインなので、JRがチェーンのカフェならば、三鉄は地元の喫茶店という感じ。

ちなみに自転車の貸出も、こちらで受付けています。


復旧したのは、盛~吉浜まで21.6kmの区間のみ。
その先は今も寸断されたままで、運賃表も寂しいことに…。


でもって、三条が買った切符は即席往復券www
自転車を返す時に、窓口で吉浜まで往復したい旨伝えると「それじゃあ券売機で盛→吉浜を2枚買ってください」とのことで?
すると、そのうちの1枚に「かえり」のスタンプを押して、往復切符に大変身!


16時15分発吉浜行き。
一部復旧に合わせて導入された新型車両36-700形です。
鮮やかなトリコロールカラーはそのまま受け継いでいますが、車体には何やら見慣れないマークが…



実は、日本から遠く離れた砂漠の国クウェートから石油を無償で頂いたので、それを売ったお金で、この新型車両を買ったんですね。
クウェートは世界有数の石油輸出国、自国の得意分野を活かして復興支援とは、何とも粋なことではありませんか!

南リアス線では現在、震災当日に運用中で奇跡的に被害を受けなかった36-100形1両を合わせた、計4両が活躍しています。


がたごと進むよクウェート号。

車内は盛を発車した時点で、地元の学生さんと旅行者風の方、そして同業者さんで、まずまずの乗車率。
ボックスには必ず1人座っている状態でした。


吉浜の一つ手前、三陸で5分ほど停車。

南リアス線は1編成が行ったり来たりしているだけですから、列車の交換はありません。
終点まであとちょっと!というところで、一体何の為の停車時間かと言うと…



タブレット!!

単線で1列車しか入れない三陸~吉浜間では、暫定的に「指導式」と呼ばれる閉塞方式を使っているようです。
この受け渡しを三陸でやるので、停車時間が長めに設定されているというワケです。


盛から約40分で吉浜に到着!
今はここが終点…といっても、駅名標には既に休止中の隣駅が書いてあったりします。


列車から見た吉浜の街並み。
遠く海の方、標高の低い場所が尽く更地になっていたのでゾッとしたのですが、そこにはもともと住居はありませんでした。
昔々、明治三陸地震の津波で甚大な被害が出た吉浜では、村を再建するときに、少しでも安全な丘の上へと移住させたそうです。
今から100年以上も前の教訓が、吉浜の人々を守ったんですね。


17時9分発で折り返し。
この時間に盛へ行く人も居ないだろう…と思っていたら、地元の方が1人乗って来ました。


ふと山側の車窓へ目をやると、建設が進む復興道路の橋脚が見えました。
狭く複雑に入り組んだリアスの街を結ぶ、希望の橋です。


海に近く、特に被害が大きかったという甫嶺駅付近。
真新しいレールが続いているのを見ると、これはもう復旧ではなく新線と言って良いほど…。

2014年4月、南リアス線は釜石まで全線”開通”する予定です。
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この記事に対するコメント

クウェート国はかつて湾岸戦争でフセイン・イラク軍の侵略を受け、続いて連合軍の反攻で解放される間の戦闘で甚大な被害を蒙り、その復興に当たって我が国から多くの支援を受けたものですが、
当の日本人があらかた忘れてしまっているのに、決して彼地の人々は忘れていなかった……。
苦境の友こそ真の友、と云う言葉がありますが、胸が熱くなるエピソードです。

それにしても、今やイラクも自由と平和を徐々に取り戻しつつある中、遠く戦前から構想のあった、バスラ~クウェート市の国際鉄道建設計画を実現に移す条件は整いつつあるのではないでしょうか?
限りある石油資源を自家用車ばかりに浪費させることなく、エネルギー効率に優れた鉄軌道やバスに重点配分してこそ、と思いますし、
その時は、我が国もまた、彼地の真の平和と繁栄の為に貢献が出来るのではないかと。
【2013/09/23 14:23】 URL | 紅玉国光(富山市) #xTjF.3u6 [ 編集]


はい、お互い持ちつ持たれつのクウェートとは、良い関係を保っていきたいですね。

あの辺りの鉄道は全く存じ上げないのですが…といいますか、クウェートには鉄道が全く存在しないんですね(ググって初めて知りました…)
あれだけ石油ががっぽがっぽ湧いてしまえば、例えそれが有限であっても「今は別に自動車でいいや」という流れになってしまっても、仕方が無いのではないかと思います。
環境保護の観点から見ても、そしてテツから見ても、とても残念なことではありますが…(^-^;
【2013/09/23 18:41】 URL | 三条イツキ #wgmg.h4A [ 編集]


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