> 私鉄屋雑記帳 50歳を迎えたモノレール
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三条イツキ

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どこまでも続く田園風景の中を、のんびりと単行の古びた電車が、ゆらゆら車体を揺らしながら、釣り掛けの轟音を残して通り過ぎてゆく…
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50歳を迎えたモノレール


シアトルのシンボルといえばスペースニードル
1962年に行われた万国博覧会のときに建てられたので、今年で丁度50年を迎えました。
スペースニードルが建っている足元は、かつての万博会場跡地です。
この会場はシアトルの繁華街から少し離れていて、そのアクセス手段として同時にモノレールも開通したのですが、なんと開業当初=50年前(!)のモノレール車両が、今も現役でがんばっていたりします。



その名もズバリ「アルウェーグ・モノレール」
アルウェーグ式は犬山や東京モノレールでも採用されたので、日本人(の一部)にも馴染のある名前ですw



モノレールの総延長は1.2マイル(約1.9キロ)、ポイントレールを設けるとコストが掛るからか単線並列で、それぞれ赤い編成と青い編成の2本が、シアトル・センター(Seattle Center)とウェストレイク・センター(Westlake Center)の2駅間を行ったり来たりしています。
写真はスペースニードルの足元にあるシアトル・センター駅。
単線並列なので乗り場が別々なのはもちろんですが、ユニークなのは改札口も2つあることですね。
次にやってくる編成が青なら青の窓口へ、赤なら赤の窓口へ。





この日は午前中=赤編成、午後=青編成でした。
お客さんが多い日になると2編成同時に稼働することも…以前ならあったんでしょうけども、ある”特殊な構造”が仇となって事故を起こしてしまい、今はどちらか片方ずつ動かしているようです。

流線形の前面や大きな片開き扉など、どことなく今は亡き犬山のモンキーパークモノレールに似ているなぁーと思ったら、それもそのハズ、犬山とは同い年なんですね。



ALWEGの切り文字が堪らなくカッコイイです(惚)
以前は見掛けなかったアイテムなので、恐らく50周年を記念して開業当時のデザインを再現したのでしょう。



車内はタイヤハウスが出っ張るので、変則的なセミクロスシートになっています。

側面の窓割りまで犬山と瓜二つなのですが、シアトルの凄いところは肩の部分にも窓があること!
このパノラマ窓のお陰で、背の高いスペースニードルや高層ビル群を間近でも眺めることができるんですねー。
とても50年前の作品とは思えない、当時の進んだ設計思想があちこちに見られます。



ウェストレイク・センターまでの所要時間は約90秒!(公式パンフレットより)
もう少し乗っていたい…と思うほど、あっと言う間に着いてしまいます。

編成ごとに乗り場が分かれているシアトル・センターに対して、こちらは随分と小ぢんまりした駅です。
しかも摩訶フシギな構造をしていて、”1面2線”という風に書くと島式を思い浮かべるところですが、この駅のホームはシッピングモールに面した片側(!)にしかなく、赤い編成が走っている道路側には乗り場らしきものが見当たらないのです。

では、どうやって乗り降りするのか!?と言うと…









ホームが伸びる!!!

なんとホームドアに折りたたみ式の”足場”が仕込まれていて、青編成用の軌道を跨いで行き来しますw

今から20年ほど前のこと、この辺り一帯を再開発したときにモノレールの駅を造る余裕が無くなってしまい、こんなけったいな構造にせざるを得なかったんだとか。
これでは2編成が同時に入線できないですし、駅の手前からレール同士の間隔を狭めてホーム側へ寄せているので、そもそも途中からすれ違いができません。
しかも2005年には、この”実質単線”になっている区間へ運転手がミスって突入、モノレール同士で接触事故を起こしてたりして…
ここまで特殊なギミックにするなら、もうちょい他で何とかならなかったんでしょうかねぇ(^-^;



スペースニードルとモノレール…レトロフューチャーですなぁ!!
まるで「ジェットソン」の世界をそのまま三次元にしたかのような、60年代に描いた未来がそこにあります。





これは2002年8月に撮った写真。
当時は青編成=白と紺のラッピング広告、赤編成=真っ白!という姿で、正面の切り文字も無く、何だかのっぺらぼうでした…。

開業から半世紀を迎え、登場時の塗装に戻った老兵モノレール。
これからも末長く、スペースニードルとともに未来都市シアトルの顔として走り続けて欲しいですね。
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