> 私鉄屋雑記帳 まるで1/1鉄道模型!? #2
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三条イツキ

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どこまでも続く田園風景の中を、のんびりと単行の古びた電車が、ゆらゆら車体を揺らしながら、釣り掛けの轟音を残して通り過ぎてゆく…
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まるで1/1鉄道模型!? #2


続いてパシフィック電鉄(Pacific Electric)のマークが付いた2つめの車庫へ。
円形をしたマークの内側には、速い、安全、快適!というキャッチコピーが謳っています。

早い、安い、美味い…それは吉野家か(笑)
余談ですが、LAにも吉野家がたくさんあります。
店内に入るとお馴染みのあの匂いがするのですが、並盛りを頼んだハズなのに、日本の特盛りよりも多いんではないかというサイズで出てきたりしますwww





こちらの車庫は1435mmゲージ。
主にパシフィック電鉄の市内線電車や、サンフランシスコ市電など小さめのクルマが収められています。



サンフランシスコ市電。
コイツは、生まれ故郷のFラインにも動態保存されている仲間がいます。



パシフィック電鉄の凸型電機。
1920年代生まれなのだそうで、当時アメリカの影響を強く受けていた日本の鉄道にも、コレとそっくりなのが居ますね。
思わず”デキ”と呼んでしまいそうですw



庫内で一番目を引いたのがコイツ。
ニューヨークのフォンダ・ジョンズタウン・アンド・グラヴァーズヴィル鉄道(Fonda Johnstown and Gloversville Railroad…長ぇよ!)というところで走っていた電車だそうです。
流線型に一段降下窓、アルミ車体という近代的で軽快なスタイルをしていますが、これで1931年生まれというから驚きです。
速そうな見た目通り、なんと最高時速は120km(!)を記録、”Bullet Car”(=弾丸列車、今では新幹線を英訳するとBullet Trainに)と呼ばれていたとか。
ただヘソライトなのが、ちょっと可愛らしい感じ(笑)





最後に、敷地の一番奥にある鉄道線用(1435mmゲージ)の車庫へ。
入口の前には、入換え用と思しき博物館オリジナル塗装のDLやユニオンパシフィックの客車、有蓋貨車など…車庫に入りきらない車両たちが停まっていました。



車庫の中には…待ってました~!パシフィック電鉄の418号vv
この、一度見たら忘れられない特徴的な顔から”Owl”(フクロウ)と呼ばれていたそうです。
丸窓は日本でも戦前に流行ったデザインですが、前面窓を丸くした例は無いので、これじゃあ視野が狭くて運転し辛かったんじゃないかなぁー…とか、あまりメリットは思い浮かびませんね(^-^;
大きなガラスよりも頑丈で、事故ったときの被害が少なくて済む、とか?

実は三条にとって、このフクロウ君がOERMを知ったきっかけだったりします。
以前、アメリカのインターバンに興味を持って調べまくっていた時期があったんですが、そのとき読んでいた本のなかに、コイツの写真と動態保存されているという情報が載っていたんですね。
というワケで、今回のOERM訪問で一番楽しみにしていたクルマでした!



フクロウ君の車内。
この日は残念ながら車庫でお休みでしたが、OERMの看板列車として頻繁に本線を走るので、徹底的にレストアされています。



車庫の奥にはもう1台、整備中のフクロウ君が居ました。
314号と、隣は同じくパシフィック電鉄の1299号です。
大きな窓が特徴の1299号は「ビジネスカー」と呼ばれるVIP用車両で、この1両にラウンジやトイレ、小さなキッチンまで備えられています。
中身は随分と浮世離れしたクルマですが、どことなく琴電の30形を思い出させる顔は庶民的(?)で親しみが持てますw



電車の魅力を引き立たせる懐かしいアイテム、これも”動態保存”なんですよ(笑)



モスグリーンの渋ーい旧型客車たち。
これと似合いそうなSLも、車庫の片隅で修復作業が進められているのを見かけました。

以上、3か所の車庫を見て回りました。
OERMにはもう一つ、ナローゲージ(914mm軌間)用の車庫もあるんですが、今回は工事中(?)につき立ち入れなかったのでパスしましたorz
公式ページによると、こんな車両たちが収められているようです。
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