> 私鉄屋雑記帳 台湾で鉄路迷! #17 ~林口線に乗る~
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三条イツキ

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どこまでも続く田園風景の中を、のんびりと単行の古びた電車が、ゆらゆら車体を揺らしながら、釣り掛けの轟音を残して通り過ぎてゆく…
私鉄系旧型電車が好きな管理人が、国内の地方私鉄から海外の軽便鉄道まで、気の向くままに写真を撮り歩いては書き綴るブログです。
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台湾で鉄路迷! #17 ~林口線に乗る~
日本から台湾を訪れるとき、まず一番最初に降り立つのは桃園空港かと思います。最近は羽田~松山(四国に非ずw)なんていう便もありますが、基本的に国内線は都心近くの松山機場から、国際線は遠く離れた桃園機場からという住み分けがされていて、ちょうど東京の成田と羽田の関係に似ていますね。
翌朝の飛行機が早朝便なので、最後は空港の町、桃園から延びている林口線という支線に乗ってみることにしました。これがなかなかのクセ者でして、とても興味深い路線だったりするんですよ(笑)



苗栗から、一旦お土産を買いに台北へ戻ったあと桃園へ。
区間車でも40分ほどの距離なんですが、ここはTR-PASSパワーを使って太魯閣号に乗っちゃいますwww





JR九州の885系をベースにしているので、見た目も中身も日本の特急電車そのもの!
東部幹線をメインに走っている太魯閣号ですが、一部の便は西部にも足を延ばしていて、今回乗った1066次も新竹行でした。夕方の下りということもあって車内は満席。太魯閣は立ち席利用(自願無座)が出来ないハズなのに、何故かデッキにも人がたくさん(笑)



でもって、問題の林口線というのがこちら。クルマこそ台鉄の非電化ローカル線でお馴染のDR1000ですが、乗り場は本線から離れていて、桃園駅の駐車場の奥に入口があります。ホームもずいぶん簡素。駅舎を経由しないので改札も無ければ、切符も売ってません。
いやぁ~林口線の切符は売れないでしょうねー。なんてったって運賃はタダなんですから。



…はぃ。実は林口線、もともとは貨物線なんですが、開発が進んで沿線人口が増えたので、桃園県がお金を出して桃園~海湖間で旅客列車を走らせています。だから運賃はタダ。その代わり本数は平日の朝夕たった2往復!しかありません。



というワケで、夕方の3305次と折り返し3306次に乗って往復してみました。
時刻表によると太魯閣1066次からの乗り換え時間は7分あるものの、太魯閣が混雑で遅れ気味だったり、林口線のホームが離れているので、なかなかタイトでした。これが林口線の終電ですが、路線の性格上待ってくれなそうなので、もう1本前の電車で桃園入りした方が確実かもしれません(^-^;





沿線風景は、貨物線らしく桃園の市街地を抜けると工業地帯…かと思いきや、巨大なマンション群が出現!というのを何度か繰り返します。この辺りは台北の通勤圏内なので、恐らく工場がもっと郊外へ移転して、跡地にマンションを建てているのでしょう。1日2往復といっても”ローカル線”という風情ではなくて、むしろディーゼルカーが走っていることの方がヘンな感じ。名古屋の城北線と同じ場違い感が漂っています(笑)
車内はガラガラでしたが、途中の”桃園高中”で学生さんが大量に乗って来て一気に満員。みんなお揃いの黄色と青のジャージを着ていて、実質スクールバス…ならぬスクール列車状態にwww

それにしても列車のスピードが遅い…。



途中に交換設備は無く、どの駅も共通して簡素な造り。なんだか北海道の簡易乗降場のようですが、駅によっては見張りの駅員さん(?)が居たりします。台鉄の制服を着ていないので、PTA的なところが行っているボランティアなのかもしれません。
奥へ進むにつれ、徐々に学生さんも減って行きます。



40分ほど走って、終点の海湖に到着しました。とにかく遅い…線路状態は決して悪くないんですが、制限でもかかっているのか、ちょっと加速してすぐにノッチを切ってしまいます。あとで計算してみると、平均時速は25km弱でした(汗;

ところで海湖駅ですが、その先にある火力発電所までレールが続いているので、おおよそ終点という感じではありません。ここから先は貨物列車だけ…と言いたいところですが、



実は、旅客列車も数百メートル先の「客車折返点」というところまで行って折り返しています。
しかも、お客さんを乗せたまま!!終点で降りずに居座ってしまえば、そのまま入れ換え列車に乗せてくれるんですね。なんという能勢電@山下駅www
どうやら一旦海湖駅から離れないと、駅近くにある踏切が鳴りっ放しになってしまうんだとか。三条はネットで下調べをして知ったんですが、乗客の皆さんももちろん心得ているようで(笑)なかには最寄りが途中駅にも関わらず、友達とおしゃべりしたいのか、折返点まで”寄り道”している学生さんグループも見かけました。これは日本だったら…というか台湾でも区間外乗車はダメなんでしょうけど、運賃無料の林口線なのでお咎めなしです(^-^;



車掌さんの無線誘導(?)で折り返し、再び海湖駅へ入線します。



また40分ほど列車に揺られて、桃園へ戻って来ました~。
これで今日の林口線は終了。このあと、もう少しDR君を観察しようかな…と思ったら、そそくさと出発してしまいました。

この日の宿は桃園に取ったんですが、大きい荷物を台北のコインロッカーに預けたままだったので、もう一度台北まで往復しました。こんなことが出来るのもTR-PASSだからこそ(笑)
この行き帰りで、釣り掛けのEMU400に乗れたりしないかなぁ?と目論んでいたら…



大当たりー!!

帰りの新竹行きで遭遇しました~。うーん…旅の〆が釣り掛け電車とは、なんて贅沢なのでしょう!
EMU400は基本的に4+4の8連で運用が固定されているらしく、昼間は基隆や新竹で寝ている編成も見かけたので、ラッシュ時の方が当たる確率が高いのかもしれません。
走行音はかなりマイルドでしたが、桃園までの道中にはちょっとした山越え区間もあって”唸り”を堪能できましたvv

***

さて、全17回に分けてupしてきた台湾環島の旅も、今回の記事でラストです。
かの大震災から昨日で半年が過ぎたワケですが、三条は帰国直後に被災したので、かれこれ台湾から帰ってきてからも半年が過ぎた…ということになりますね。
だらだら~っと続けてしまって申し訳ないです(^-^;
島を一周したとはいえ、乗り残した区間もまだまだありますし、今回の訪問で貨物や荷物列車のスジがいくつか判明したので、これもダイヤが変わらないうちに撮りたいなぁー…とか、ブログ用に写真をレタッチする度に、また台湾へ行きたい病が発症してしまいます(笑)

みなさんもゼヒ、台湾を訪ねてみてはいかがでしょうか。
初めて来たところなのに何か懐かしい…そんな風景が待っていますよ!
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この記事に対するコメント

いやー台湾良かったですなー。また行きたいです!

今度はニュー台湾ドルをたくさん持って台鉄本舗にwww
【2011/09/14 20:18】 URL | mn321 #KqPC48Eo [ 編集]


どうも~コメントありがとうございます。

ホント、台湾は楽しいところでしたねぇ!まさか、あれほど鉄道趣味が浸透しているとは…
実車も模型も魅力的で、いくらNTドルを持ってっても足りないw
また行きましょう!!
【2011/09/16 00:59】 URL | 三条イツキ #- [ 編集]


やはり台湾の鉄路は、根本的にベースが日本式であるからか、
非常に親近感の持てるロケィションが多く好ましいですね……。

林口線については、貨物列車運行を続けながら、将来的に富山ライトレール・ポートラムの様な形になって行くのが望ましいかも……と思ったりもしました。
【2011/09/19 11:02】 URL | 紅玉国光(富山市) #xTjF.3u6 [ 編集]


コメントありがとうございます。

そうなんですよ!車体の表記類も日本の国鉄フォントにそっくりだったりして、親しみを感じますね。

実際に、高雄では使われていない台鉄の貨物線をライトレール化する計画があるそうです。
林口線の場合は貨物列車の本数がかなり多いので、まずはライトレール云々の前に交換設備の新設が必要かと思われます(笑)
【2011/09/19 23:07】 URL | 三条イツキ #wgmg.h4A [ 編集]


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