> 私鉄屋雑記帳 2013年10月
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三条イツキ

Author:三条イツキ
どこまでも続く田園風景の中を、のんびりと単行の古びた電車が、ゆらゆら車体を揺らしながら、釣り掛けの轟音を残して通り過ぎてゆく…
私鉄系旧型電車が好きな管理人が、国内の地方私鉄から海外の軽便鉄道まで、気の向くままに写真を撮り歩いては書き綴るブログです。
マイナー路線まっしぐら!!

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ウェスタン・レールウェイ・ミュージアム #1

サンフランシスコから北へ80kmほど、サスーンシティ(Suisun City)という街の外れにあるウェスタン・レールウェイ・ミュージアム(Western Railway Museum)へ行ってきました。
広大な敷地にレールを牽いて、実車を鉄道模型のようにのびのびと走らせている、2年前に訪ねたLAのオレンジ・エンパイヤーと似たスタイルの鉄道博物館です。


オレンジも凄かったのですが、こちらのボリュームもかなりのもので、車庫内には北カリフォルニアで走っていた旧型電車がたくさん!
手前に停まっている電車たちは動態保存車で、日によってランダムで”運用”に入ります。
今日はどのクルマが走っているのかなーと、乗り場の方へ目をやると…



!!

おおおおおお!!あいつは憧れの「ブリッジ・ユニット」ではないですか!!!


この大きな窓と、流れるような丸い車体が爽やかかっこいいブリッジ・ユニット(Bridge Unit)。
その名の通り、かつてオークランドやリッチモンドなど、ベイエリアの東側地域からサンフランシスコまでを結んでいた「キー・システム(Key System)」という鉄道で、ベイブリッジを渡る為に造られた専用の電車でした。
今のライトレールの設計にも通じる2両ユニットの連接式、車体中央には大きな両開き扉を備えていて、長い橋を渡る特殊な条件から、保安装置は車内信号式のATCを積んでいました。
これで生まれはベイブリッジ開通の翌年1937年ですから、時代を先取りし過ぎてオーパーツか!ってレベルです(マジで年号は誤植かと思いましたw)


こちら側は前パンですよ!
大きなパンタグラフを装備していますが、ベイブリッジ上では第三軌条方式になっていて、架線集電の他に集電靴も履いていたとか。



どことなく東急6000系を彷彿とさせる、この顔。
いやぁ惚れ惚れしますなぁ~。


本当に良く整備されていて、これなら新型LRVに混じってマーケット通りの地下線を走っていても違和感が無いほどw
とにかくデザインが斬新過ぎるので感覚が狂うのですが、ベイブリッジへの乗り入れは1958年に廃止されたので、かれこれ現役を引退してから半世紀以上が経過したんですね。
今ではベイブリッジ自体も老朽化が進み、今年の9月3日には東側部分が新しい橋へ架け替えが完了、ブリッジ・ユニットが渡っていた古い橋は解体が始まっています。


ちょうど朝の体験乗車を終えたところだったらしく、そろそろっと車庫の脇の留置線へ移動して、電源を落としてしまいました。
残念ながら午後は別の電車になるようですが、屋外でパン上げした姿を撮影できただけでも来た甲斐がありました!



博物館の入り口に展示してあった、ブリッジ・ユニットの模型と着彩写真。
晩年はナショナル・シティ・ラインズ(National City Lines)に買収され、黄緑色のツートンカラーを纏っていました。
ちなみに、このナショナル・シティ・ラインズという会社はGMの子会社でして、端っから鉄道事業をやる気は無く、自動車を売り飛ばそうと企んで路面電車を根こそぎ廃止し(ry
社名を横文字でイメージ検索すると衝撃的な写真が出て来ますwww

#2へ>>

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オークランドの併用軌道、再び


またまた来てしまいました、オークランドの併用軌道です。
6年前は残念ながら時間帯が悪かったのか、旅客列車ばかりで貨物列車には1本も遭遇しませんでした。
貨物時刻表があれば良いのですが、もし手に入ったとしてもアメリカでは定刻通り来ないオチでしょうから、こればかりは己の運を信じて待つ!しかありません。


この6年間で軌道が綺麗になっていました。
以前は舗装もガタガタで、とても本線格の路線とは思えない状態でしたが、今では一見ライトレールでも走って来そうな雰囲気にw
しかし使われていない一番海側の軌道は、相変わらず放置されたままです。


こんな看板を見つけました。
「列車が通っているときは人道橋も使えるよ」
というワケで、人道橋へ上って俯瞰撮影することに。

スタンバイしてから待つこと10分ほど…
遠くから「ボゥー、ボゥー」とアメ車独特の汽笛が聞こえてきました!



貨物列車キターーー!!!!!

これまた長い!長い!!
重連機関車が土砂(?)を積んだホキのような貨車を何十両も牽いています。


延々と続くホキ車の通過を待つ皆さん。
まだかよ!と痺れを切らしたのか、それとも地元民で慣れっこなのか、列車の近くまで進んで待つおっさんも(((( ;゚Д゚)))
ちなみに自動車に対しては、列車が走っている通りには侵入できないようで、向かって右側だけを塞ぐ短い遮断機が降りています。
アメリカは右側通行ですからね…



あれ?貨物列車は思いっきり左側を逆走していますよ!!!!

これは一体全体どういうことか!?と言うと、


こちらの写真を見て頂くと分かり易いかと思います。
併用軌道のすぐ先にあるジャック・ロンドン・スクエア(Jack London Square)駅は変則的な2面3線の配置で、一番海側(写真向かって右側)の線路はホームの無い通過線となっています。
ところが、この通過線には駅の手前に渡り線がありません。
ジャック・ロンドンは、すべての旅客列車が停車するので、これでは貨物列車は海側旅客列車は山側の線路しか走れないんですね。
つまり…複線に見えるこの区間、実は併用軌道かつ単線並列という超変態的な配線だったのです!!



サクラメントからやって来たキャピタル・コリドー(Capitol Corridor)号。
南行きの旅客列車なので、今度は山側の線路を逆走しています。

眺める分には楽しいオークランドの併用軌道ですが、ただでさえ左右逆で混乱するアメリカ、ときどき列車が逆走してフェイント仕掛けてくる、こんなところ絶対にクルマで運転したくないですね!

成田空港2ビルのシャトル廃止に
久しぶりの更新です。
先週はサンフランシスコの辺りをうろうろして来たのですが、まずは空港絡みの旬なネタを先にアップしたいと思います。



成田空港:「シャトル」引退 運行20年、2億人運ぶ
http://mainichi.jp/select/news/20130921k0000e040205000c.html

成田空港の第2旅客ターミナルビルの本館とサテライトを結んでいた「黄色いシャトル」が、並行して建設された動く歩道へ役目を譲って9月26日に引退しました。
年々利用者が増えてキャパシティが足りなくなっていたことや、開業から今年で20年が経過して、そろそろリニューアルする時期に来ていたのでしょう。


このシャトル、イミグレを通過したあとに乗るものなので、日本国内にありながら出国しないと乗れない鉄道でした。

…あ、正式には鉄道ですら無く「水平移動するエレベーター」という扱いだったようですね(^-^;
エレベーターだからワイヤーで車両…じゃなかったカゴを引っ張っていて、足回りからは空気を噴出することで摩擦を減らしながら移動する、世界的にも珍しい構造をしていたそうですが、三条は”星組ユーザー”なので2ビルを利用する機会が殆ど無く、このシャトルを利用したのも今までに数えるほどしかありませんでした。
車内や乗り場の写真とか、乗り心地はどうだったかとか…記録も記憶も無いのが残念です。

ちなみに、上2枚の写真は去年エアアジアで北海道へ行く前に、展望デッキから暇つぶしで撮ったもの。

***


せっかくなので、他の空港にあるシャトルも紹介しちゃいます。
国内では関空にも似たようなシャトルが走っているのですが、そちらには乗ったことが無い…というか関空を利用したことすら無いので(キタの人間にとって、大阪の空港と言えば伊丹しかありませんよ!(笑))、まずは海外へ飛んでサンフランシスコ国際空港の「AirTrain」と呼ばれるシャトルから。


「Air Train」はゴムタイヤ式の新交通システムで、日本では山万や今は亡き桃花台で採用されていた軌道の中心に案内軌条があるタイプです。
ボンバルディア製の小型車両が2~3両編成で走っているのですが、ここのスゴイところは、この車両がなんと38両も在籍していること!


各ターミナルの間を時計回りで環状運転しているレッドラインと、駐車場まで行くラケット形に運転しているブルーラインの2路線あり、とにかく空港内の乗り物としては距離が長いんですね。
その総延長は10kmもあるそうな…(ソースはウィキペ。区間が重複しているのを無視して赤線+青線を単純に合算してるっぽいので、若干ズルいですがw)
ブルーラインのWest Fiald Road駅なんかはホントに空港内なのか!?と思うような位置にあったりします。


Rental Car Center駅に停車中のブルーライン、ターミナル循環→Rental Car Center行き。
車両は赤青共通で運用されていて、車体の色はどちらも青系です。


殆ど立席スペースな車内。
制限エリア外を走っているので、例え空港を利用しなくても無料で乗ることが出来ますから、興味のある方はゼヒ乗り回してみてください(笑)


こちらはシアトル・タコマ(シータック)国際空港の「Satellite Transit System」
メインターミナルと離れ島になっている各ゲートを結ぶ環状線が南北に2つと、それらを結ぶ連絡線の合計3路線あり、上から見ると”眼鏡”のような形をしています。
開業は1969年(!)と古く、日本ではまだまだ新交通システムが普及していなかった時代から走っていたことになります(乗ってて古いなぁ…とは思っていましたが、まさか40年モノだったとは(^-^;)
2003年に初代の車両が置き換えられ、同時に乗り場のリニューアルも行われたのですが、それ以前はホームドアにガラスが無く、オマケに全線地下なので京都市営地下鉄の50系以上に車両の撮影が困難でした。
旧型車両には側窓も無く、どうせ外から見られないから…と車体はグレー一色だったそうです。


LEDには日本語がwww
さすが日本から一番近いアメリカ本土ですね。


最後は、台湾の桃園国際空港にある「Sky Train」
第1と第2ターミナルを結ぶ路線が、南側と北側に独立して2つあり、南線2両編成のうち1両と北線は制限エリア内、南線の1両はエリア外で誰でも無料で乗ることが出来ます。
車両は新潟鐵工所製で、2009年12月の時点では赤い塗装だったのですが、2011年3月に見かけた時は青系のものに変わっていました。
撮るだけ撮ってて未だに乗ったことが無いので、いずれ台湾へ行ったときは、少し早めに空港へ行って乗ってみたいと思います。



三陸縦断 #3 石巻線

柳津から20分ほどで終点の前谷地に到着~。
ここで一旦途中下車して、近くにある有名な撮影地へ向かいます。


と、その前に小牛田方面から貨物列車が通過!
うわーん撮影地で撮りたかったよ…

なーんてね、ここは石巻線なので無問題だったりします(笑)


はぃ、撮影地に到着して30分ほど待つと、今度は石巻方面から貨物列車が。
しかも国鉄色!

主に石巻港にある製紙工場から紙を運んでいる石巻線では、一日最大8往復の定期貨物が設定されている貨物街道です。
そして現在は、紙を運ぶ以外にも重要な役目があるのですが、それはまた後ほど…。


普通列車の石巻行き。
こっち向きのアングルのが有名かもしれません。
趣のあるトンネルポータルと、この位置だと列車の影に隠れてしまいますが、トミックスのストラクチャーみたいな「わらぶき農家」が良いアクセントになります(藁)


小牛田方面からも、またまた国鉄色!!
「仙貨」所属のDE10は現在14両、そのうち国鉄色を纏うのは5両だそうで、どうやら今日は運が良いようです。


コンテナの色も揃っていて見栄えがしますね。


少し立ち位置を変えて、わらぶき農家と水田を入れてみました。
水鏡も狙えるかな?と思ったんですが、残念ながら結構風が吹いていたのでキレイに写らず…。


ちなみに、この普通列車は浦宿止まりです。
浦宿~女川の一区間は津波の被害が大きく、今も不通のままになっています。


あれ!?アイツは、さっき柳津→前谷地で乗ったキハ110ですね。
気仙沼線は一日9往復のうち、上り4本、下り3本は小牛田まで乗り入れています。


今度は更新色!
前谷地に着いてから2時間ちょっとの間に、合計4本の貨物列車が通りました。
前日が岩手開発鉄道だったので感覚がマヒしちゃってますが(笑)これは今どきの地方交通線としては、とても頻繁です。
そして、これだけまとまった数のDE10が活躍している場所も、他には無いでしょう。


そろそろ石巻へ行こうと前谷地駅へ戻ると…なんか派手なの来たwww

石巻ゆかりの漫画家、石ノ森章太郎のキャラクターが散りばめられた「マンガッタンライナー」です。
マンガッタンは以前から仙石線で走っていますが、震災の影響で肝心の石巻へ入線できなくなってしまったからか、今年3月から気動車バージョンが石巻線に登場しました。


車内に入って驚いたのは、キャラクターのシール…いや、それよりも何よりも貫通路が遠鉄みたくキノコ型をしていたこと!
ワンマン運転用に、車内の見通しを良くしたのでしょうか。


終点の石巻では、到着してすぐに切り離しが行われました。
後2両は折り返し15:23発の小牛田行きに、前2両は15:57発の浦宿行きになるようです。

反対側のホームから…と思ったら、コンテナ満載の貨物列車がホーム一杯に停まっていて撮れそうにない!


というワケで改札外から、後2両の出発したところを撮影。
信号やら標識やら結構ごちゃごちゃしていたので、思いっきり望遠で切り撮ったら島村さんに睨まれましたwww


顔を覗かせる前2両の仮面ライダーと、DE10たち。
ここで貨物列車は進行方向を変えて仙石線の支線、通称”石巻港線”へ入ります。

※海の向こうへ行って来るので、次回の更新は10月14日以降になります。
コメントの返信も後日になってしまうかもしれません、ご了承くださいm(_ _)m


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