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三条イツキ

Author:三条イツキ
どこまでも続く田園風景の中を、のんびりと単行の古びた電車が、ゆらゆら車体を揺らしながら、釣り掛けの轟音を残して通り過ぎてゆく…
私鉄系旧型電車が好きな管理人が、国内の地方私鉄から海外の軽便鉄道まで、気の向くままに写真を撮り歩いては書き綴るブログです。
マイナー路線まっしぐら!!

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じっくり香港鉄#3 ~地下鉄観塘線を撮る~
#2の続きです。
多くの駅でフルスクリーン式のホームドアが設置されている香港の地下鉄。
なんとか車両を撮れるところは無いかなぁと、いろいろググっていると、ありがたいことに(?)地上駅のホームドアは背が低いタイプになっているとのこと。
特に観塘線の九龍湾駅と、その周辺に良い感じの撮影ポイントが点在しているようなので行ってみました。


まずは九龍湾駅ホームから。
やっとこさ御尊顔を拝むことができましたー。
観塘線には2形式の車両が走っていて、こいつは開業当初から走っているメトロキャメル製電車(M-Train)、VVVF車が大半を占める香港の地下鉄で、唯一の電機子チョッパ車です。
車体は更新工事が行われたので近代的な姿ですが、どこか落ち着いた雰囲気がありますね。


でもって、こちらが新型車両の中国北車製電車(C-Train)
パっと見は綺麗なんですけど、よくよく見ると造りが安っぽいです…(-_-;


2016年10月23日に油麻地~黄埔間が開通したので、以前の油麻地行きはなくなり、黄埔行きと、その一つ手前の何文田行きが交互にやって来るようになりました。
これは新しくできた黄埔駅が1面1線しかない為、本数が多い平日のラッシュ時と土休日の日中は、約半数の列車が何文田駅で折り返しているそうです。


また2016年12月28日には、これまで鉄道が無かった香港島南部へ行く南港島線も開業しました。
が、こちらはタッチの差で間に合わず、今回は乗れず仕舞い…orz


改札を出て、今度は駅北側の歩道橋から撮影。
ここの写真は中文版ウィキペディアの観塘線の記事に載っていたんですが…あれ?ちょっと微妙だぞ。
以前は手前の木が植えられていなくて、もう少しすっきりと撮れたようです。


さらに先へ進んで、彩徳ショッピングセンターの上階から俯瞰撮影!
九龍湾駅と、その西側に広がる車庫が一望できます。
車庫の上には巨大な団地、香港版高島平って感じですねw


望遠でC-Train。
立体的な街並みが、香港らしくてカッコイイですなぁ。


九龍湾駅を発車するM-Train。

#4へ続きます。(準備中)
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じっくり香港鉄#2 ~相方の居ないPP列車~
#1の続きです。
ホンハム駅の到着時刻を過ぎた頃、ようやく遠くに赤い機関車が見えてきました。
と同時に、反対方向からも列車の気配!あかん被られる…かと思いきや、


なんと反対側も直通車!!!
ホンハム12:23発の広州東行きZ814次で、こちらは定刻です。
偶然とはいえ、まさか直通車同士の並びが撮れるとは…!


しかもKttは超のろのろ運転だったので、広州東行きが上手いこと抜けてくれましたー。

で…あれ?このKtt、なんか変じゃね??



後ろの機関車どこいったwww

本来はプッシュプル式のKtt、途中で故障でもしたのかなぁ?と、この時は思ったのですが、実は港鉄のツイッターによると、機関車が1台定期検査中だったそうでw
kttはこの1編成しかないので、片方の機関車が入場している11月30日~12月20日の間は、もう片方の1台が頑張って牽引しているんですね。


続いてホンハム13:01着のZ97次が来ました。



北京西-九龍

このZ97次は「京九直通車」という長距離列車で、北京西駅から遥々24時間!かけて香港へとやってきました。
こちらはほぼ定刻、優秀です。
※「九龍」はホンハム駅の旧称、エアポートエクスプレスの九龍駅とは別なので紛らわしいです…


終点ホンハムまでラストスパート!
東鉄線へ乗り入れる長距離列車は、他にも上海発着の「滬九直通車」があり、北京便と隔日で運転されています。


そして最後は、粉嶺駅の南側にある跨線橋へ移動。



暫くすると広州東発のZ817次が通過。



PPじゃないKttも戻って来ました。
この時点で既に遅れ気味…でしたが、まぁとりあえず運休にならないところはPPの長所ですね。
珍しいものが撮れてラッキーでしたー。


ぼちぼち手前の影がウザくなって来たので、これにて撤収!

#3に続きます。
じっくり香港鉄#1 ~城際直通車と事業用アメロコ~
先週は香港へ行ってきました。
香港を初めて訪ねた2年前は、観光にテツに…色々と詰め込みまくった結果、あの路線も乗ってみたかったな~とか、あの車両を沿線で撮りたかったな~、といった課題がたくさん残ったので、今回は場所を絞ってじっくりと歩きまわってきました。
※というか2年前の香港シリーズ、途中で放置してスイマセン…orz そのうちアップします。


まずは旧KCRのターミナル駅、ホンハムへ。


この駅から東へ東鉄線、西へ西鉄線が延びています。
どちらもホンハムが終点で、2面4線のうち外側の線路を東鉄線が、内側を西鉄線が使っていて、東と西が対面で乗り換えできるようになっています。
ただ接続が考慮されたダイヤではなく、お互いどちらのホームに着くかはランダムなので、タイミングが悪いと1本後の電車になるテキトー仕様だったり…(^-^;
規格もほぼ同じだし、東京だったら直通運転させるだろうなぁ(笑)
両線ともホンハムから先へ延伸させる計画があるそうで、近い将来は赤坂見附のような感じになっているかもしれません。


そしてホンハム駅といえば、中国本土へ向かう城際直通車です!
慌ただしく行き来する電車ホームの隣で、静かに発車を待つ客レ。
直通車の乗客は、乗車前に駅舎内で出境手続きを済ませているので、金網のこちら側は香港、向こう側は中国本土です。


続いて、ホンハムから東鉄線で15分ほどの火炭駅で途中下車。
事業用で使われているアメロコが公道から見えるという、ネットの情報を頼りに駅前の道を少し歩くと、それらしい施設が見えてきました。



あ!いました、いました!!
香港鉄路博物館に保存されているものよりも少し新しい、GM製のG26型ディーゼル機関車です。
運がいいと手前に止まっていることもあるようですが、この日は12月だというのに雲一つない夏日、アメロコ君も暑いのか、残念ながら撮り辛い、奥の日陰で休んでいました…(-_-;


火炭から再び東鉄線に乗って北上、粉嶺駅で下車。
城際直通車をホーム端で駅撮りします。
12両編成の電車が2~3分間隔で走っているので超リスキーですが、ここは光線重視です。


はい、広州東発のZ813次、なんとか被られずにゲットできましたー。
相変わらずダサい機関車ですなぁ(褒め言葉)


いかにも中国!な深緑色の客車も渋くていいですね~。
2年前は白地に窓まわりが紺色でしたが、最近は高速鉄道と区別する為、中国全土で在来線の客車を昔の”緑皮車風”の塗装へ順次塗り替えているそうです。
日本で言えば、E257系や681系あたりが全てクリームに赤の国鉄色へ戻るようなもの!?



改札を出て、駅北側の跨線橋へ移動。
電車は腐るほどの来るので、じゃんじゃん撮りまくれますw
しかも、過半数を占めるメトロキャメル型は釣り掛け電車なんですよ!

さて次の直通車は、香港側が用意したダブルデッカーのPP列車「Ktt九広通」Z823次…のはずなんですが、なかなか姿を現しません。
ホンハム12:33着、さっきのZ813次はホンハム着の20分ほど前に通過していたので、どうやら遅れているようです。



釣り掛け!釣り掛け!!

…さすがに飽きてきた(笑)

実はktt、あることが原因で遅れていたのですが、その原因というのが、また予想の斜め上を行くトンでもないものでしたw
#2へ続きます。

駆け足香港鉄#5 東鉄線と城際直通車
今日の某紙朝刊に、香港トラムの一部区間を廃止するか否かで議論を呼んでいる旨の記事が掲載されていました。
いつ乗っても混んでいる香港トラムが廃止だなんて…と驚いたのですが、真相は、どうやら政府関係者の一人が個人的に提案したことに端を発して、それがSNSで広がって騒ぎになっただけで、政府が公式に発表した計画では無いそうです。

ですよねー(笑)

そこでふと思い出したのが、去年10月に行った香港遠征の記事が、途中で止まっていたことwww
えーと…どこまで書いたかな、と過去記事を漁ってみると、香港鉄路博物館から先が未完でしたね、スイマセン(汗;
というわけで、早くトラムの写真もアップしたいところですが、まずは順番に東鉄線の写真から載せたいと思いますm(_ _)m


高い防音壁でガードされている東鉄線。
香港鉄路博物館の片隅に、少し手を伸ばせば撮影出来そうな場所を見つけたので、頑張ってみると…結果はこんな感じになりました。
防音壁の窓越しなので写り込みがアレですが、背後に香港らしい高層マンションも入って、悪くはないロケーションです。


現在、東鉄線では「メトロキャメル電車」と「SP1900形」の2種類の電車が活躍しています。
写真1枚目の正面3枚窓のクルマは、東鉄線電化時に導入した車両の足回りを流用して誕生したメトロキャメルで、2枚目の正面が尖がっているクルマは、1999年から増備が続いている新型車両のSP1900形です。
どちらも12両編成を組む、見た目は新しい感じの通勤電車ですが、メトロキャメルの方は、なんと釣り掛け駆動だったりします!


帰りは、ホームから駅撮り出来る大学(University)駅で一旦下車。


こんな感じで手軽に撮れるんですが、いかんせん本数が多いので被られ率が高いです…(-_-;


東鉄線には必ず1等車が繋がっています。
全線乗っても30kmちょっとの路線ですが、混雑が激しいので需要があるのでしょうねー。


20分ほど撮影していると、来ましたよ!城際直通車です!!
香港と中国本土を結ぶ直通列車で、香港は独立した国では無いから、国際ではなく城際(中国語で”城”は”都市”の意)なんですね。
一日12往復運行され、香港~広州をメインに、遠く上海や北京(!!)まで直通する、壮大な大陸縦断列車まであったりします。


このクルマは、香港側が用意したプッシュプル列車で「九広通」という名前が付けられています。
赤いお洒落な機関車はスイス製、ステンレスの2階建て客車は日本製です。


九広通とメトロキャメル。
危うく九広通も被られるところでした(汗;


帰宅ラッシュでごった返す九龍塘(Kowloon Tong)駅。
東鉄線の車両は日本より大柄で編成も長いので、もしかすると山手線よりも輸送密度が高いんじゃないでしょうか。

さて地下鉄へ乗り換えようとホームを歩いていると、発車案内板に「次は通過、ホームの内側へ」というような表示が出ていることに気が付きました。
これはひょっとして…



!!


今度は中国本土側の車両を使った城際直通車がやってきました!!
韶山8型という電気機関車に、客車を連ねた昔ながらのスタイルは、近代的な「九広通」とは対照的。
というか、この機関車が驚くほどダサいですwww


客車には所属、定員、自重といった車体の表記も簡体字で書かれていて、本土の香りがしますね。

通勤電車と同じ線路を、ダブルデッカーのPPや渋い客レが走る東鉄線。
鉄路迷的にはこれほど面白い路線もなかなか無いのですが、過密なダイヤに速度の違う列車を強引にねじ込んでいるので、直通車は速度が上がらず、通勤電車も運転間隔が広がってしまい、ぶっちゃけ邪魔…ということで、現在深センまで到達している中国版新幹線を香港まで延伸すべく、急ピッチで新線建設が進められているそうです。
早いとこ再訪して、今度は沿線で北京や上海行きも撮らなきゃですねー。

駆け足香港鉄#4 香港鉄路博物館
#3の続きです。
香港で一番古い鉄道はケーブルカーのピークトラムでしたが、普通の鉄道としては香港の龍と中国本土の州を結ぶ九広鉄路が最初でした。
現在、九広鉄路の香港側はMTR東鉄線として、12両編成の電車が行き交う通勤路線に大変貌を遂げています。


そんな東鉄線に乗って、本土との境界から程近い大埔墟(Tai Po Market)駅へ。
九広鉄路時代の車両が展示されている「香港鉄路博物館」を訪ねてみました。


賑やかな市場を歩くこと約10分、博物館へ通じる階段は、路地の奥まった場所にひっそりと佇んでいました。
旧大埔墟駅の構内を活用しているので決して広くはないのですが、入場無料で、営業時間内であれば出入りも自由!
地元民と思しきお年寄りグループが、展示車両の車内でのんびり談笑していたりして、博物館というよりも電車が置いてある公園という感じですねw


まずは駅舎のすぐ隣に停まっているディーゼル機関車から。
毎度お馴染、アメリカGM製のG12型です。
東鉄線の電化後は貨物列車を牽引して活躍、それも2010年に廃止されてしまいましたが(見たかった!)、今も事業用としてアメロコを数台所有しているようですね。


アメロコの前には、小さな保線用(?)トロッコも。
ロゴの「英段」は英国植民地(British Section)のこと。


防音壁の向こうは東鉄線。
ちょうど本土からの直通列車が通過しました。



ナローの蒸気機関車。
一番大切そうに展示されているので、九広鉄路を最初に走ったSLなのかなぁ…と思ったのですが、解説によると九広鉄路の軌間が建設途中に標準軌へと変更されてしまい、余った資材を転用して造られた沙頭角(Sha Tau Kok)支線で細々とデビュー、同線が廃止されるとフィリピンへと渡った、イマイチうだつの上がらない機関車だったようです。
そんな彼も価値が認められ、最後の最後で香港へ帰ってきたのが凄いところw


そんなワケで開通当初から大陸規格だった九広鉄路、活躍していた客車たちも大柄です。
モスグリーンで、丸みを帯びた車体は英国の香りもしますが…


こんな間延びした鹿島臨海のキハ6000形みたいな、田の字窓が並ぶ客車も!
なんと、この276号車は近畿車輛製だそうです。



折戸も日本の客車…というか台鉄の手動門にそっくりwww


しかし車内は物凄く簡素。
すっかすかの転換クロスシートが並んでいます。


こちらは1等客車の112号車。
東鉄線では、通勤電車になった今でも必ず1等車が連結されていて、黄色い帯を巻いているのも同じです。


さすが1等車だけあって座席は豪華ですが、向きは変えられません。
網棚も付いていて、どことなく日本風ですね。


半室荷物車が付いた229号(右)と、オープンデッキの木造客車302号(左)、その奥の赤い客車は工程車(事業用車両)の002号です。


229号車の車内。
鳥かごの様な扇風機が特徴的ですね。


302号の車内。
超絶座り心地が悪いですが、こんなんでも一応転クロの仲間です(笑)

#5に続きます。