> 私鉄屋雑記帳 北陸地方の鉄道
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三条イツキ

Author:三条イツキ
どこまでも続く田園風景の中を、のんびりと単行の古びた電車が、ゆらゆら車体を揺らしながら、釣り掛けの轟音を残して通り過ぎてゆく…
私鉄系旧型電車が好きな管理人が、国内の地方私鉄から海外の軽便鉄道まで、気の向くままに写真を撮り歩いては書き綴るブログです。
マイナー路線まっしぐら!!

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方向板付き14720形を追っかける #3
#2の続きです。


電鉄富山へ移動してスタンバイ。
すると予想通り、寺田経由岩峅寺行きとして出庫してきました。


振り返ると、見事に満線!
いろんな行先や種別が並んでいるのも、地鉄の魅力ですね。


雷鳥カラー並び。
これの折り返しは、さすがに露出が…なのですが、ふと”あの儀式”を撮っていないことに気が付いたので、戻って来るのを待つことにしました。


その間、富山駅前をうろうろして暇つぶし。
撮影当時は、北陸新幹線開通まで残り1年を切った頃で、駅前の整備も急ピッチで進められていました。


仮設のバスターミナルにたむろする都バスもどき(笑)
地鉄バスと言えば、このナックルカラーを逆にしただけという安易な塗装ですが、本家ではリバイバルカラー車を除き消滅してしまったので、東京の人にはちょっと懐かしい感じもしますね。
ここ富山でも、白地に大きな緑色の丸い柄が入った新塗装が徐々に増えて来ているようです(写真の一番左に写っているクルマがそれです)


一方で、都バスもどきになる前の「旧々塗装」もまだ残っています。
こちらもブルリのサンプルカラーをパクったアレンジしたもので、 おおよそ地鉄バスは塗装に対してあまり関心がないのでしょうか(^-^;



そして、この1年で大変貌を遂げたのが市内電車。
ただ90度カーブしているだけだった駅前交差点が、今では富山駅の高架下へ乗り入れる連絡線が完成してデルタ型(!)になり、運行形態も大きく変わりました。
さらに近い将来、ここへライトレールも乗り入れて来るだなんて思うと胸熱ですな。

さて、そろそろ14720形が帰って来る頃なので、電鉄富山へ戻りましょう。


あの儀式、というのはサボ替えのことでした!


折り返しは南富山経由の岩峅寺行きになるようですが…


南富山経由の場合は矢印表記なんですね。
こちらは経由の”経”の字にも糸偏が付いていますし、比較的新しいタイプのマークなのかもしれません。


偶然にもレアな表情を見せてくれた14720形。
方向幕は、その後ちゃんと修理され、もとの姿に戻ったようです。
登場から半世紀を超えた地鉄最古の電車ですが、今も大切にされていて嬉しい限りですね。
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方向板付き14720形を追っかける #2
長らくお待たせしました…(汗;
#1の続きです。


上市へ向かった14720形は、時刻表を辿ると40分ほどで戻って来るようなので、そのまま寺田付近で待つことにしました。
ここは日中でも毎時4本程度走っていて退屈しません。


バラエティーも増えましたし(笑)
まさか東急から、ステンレスボディな4扉の通勤電車が地鉄へ渡るとは思ってもいませんでした。
地鉄といえば片開き2つ扉ですもんねぇ…。
とは言え、かつて地鉄にはクハ90形という、西鉄600形の側面に国電風の切妻顔を取り付けたような、とんでもない珍車も居たので、何気に両開き扉は17480形が初採用ではなかったりしますがw


折り返し富山行きは、立山連峰を入れたアングルで頂きました。
それにしても故障したのが富山方の14722号で、午後順光になる本線運用に入り、しかも短時間で戻ってくる上市折り返しと、これだけ条件が揃っていたのは、まさに奇跡としか言いようがありません!!


続いてアルプスエキスプレス。
この時はオフシーズンだったので、中間車を抜いた2連で普通運用に入っていました。

さて、そろそろ移動しましょう…と言っても正確な運用がわからないので、とりあえず富山方面へ進むことにしましょうか。
途中ですれ違えば行先を確認、すれ違わなければ不二越線に化けたor入庫したかの2択ですから、これからのスケジュールがある程度定まります。


寺田駅へ戻って来ました。
古風なストラクチャーが多く残っている地鉄、ここの駅舎も凄くいい雰囲気ですが、


寺田駅で圧倒的な存在感を放つのは、なんと言ってもこれですよ!これ!!
この左右対称なデザインが美しい立派な建物、1階は待合室、中央部分にある2階は信号扱所になっていますが、信号システムが自動化された今では使われていないようです。
ハの字型に並ぶホームのド真ん中にデーンと構えていて、一瞬駅舎かと見紛うほどで、その昔は重要な施設だったのでしょう。
ちなみに、先程の駅舎は構内踏切を渡った先、写真から見て右側の奥にポツンとあります。
宇奈月と立山方面へ分岐する交通の要衝だけど、駅自体は立山町のはずれに位置していて、改札を通るお客さんは少ない…という、この駅の性格がよく表れていますね。


でもって富山へ向かった結果…残念ながら入庫していましたorz

が、しかし!パンタが下りていないことと、方向板が「寺田経由 岩峅寺行き」になっているので、まだ諦めるのは早いようです。
この寺田経由岩峅寺行きは、14~19時台に毎時1本間隔で、立山行きと交互に運転されています。
いずれかの便で出庫してくると見て間違いありません。


14720形の様子を伺いつつ、動きがあるまで車庫を眺めて暇つぶし。


不二越・上滝線の朝ラッシュ時に増結車として活躍していたクハ174号
同線に2往復だけ残っている車掌乗務の3連運用のうち1往復が、なんとダブルデッカーエキスプレス(!)に置き換えられた為、2014年3月9日をもって引退しました。
2012年夏に訪ねた時は、運用変更で京阪リバイバルの代わりにコイツが上市行きで走ったのですが、今にして思えばラッキーだったというワケです。

それにしても、通勤通学でダブルデッカー車に乗れてしまうだなんて、羨ましいですなぁー。


こちらは部品取り用の元東急8181号と、その奥には…


7000形唯一の旧塗装車7018号が!(レトロ電車7022号はエセ旧塗装なので除くw)
市内線の電車も、検査を受けるときは南富山からモーターカーに牽かれて不二越線を走行、稲荷町へとやって来ます。

さて14720形はどうなったかなーと、


おや!?少しだけ前へ移動したではないですか!



顔に落ちていた京阪の影が抜けて、ド順光に!!
いや~惚れ惚れしますね。


そしてこの年季の入った方向板!
「寺田経由」の”経”の字に糸偏がないのもレトロです。

#3に続きます。
方向板付き14720形を追っかける #1

黒部峡谷鉄道に続いてもう一つ、未アップだった富山ネタを。
こちらは去年4月に地鉄を訪ねた時のもので…なんと丸1年寝かせてしまいました(汗;
時系列は二塚貨物を撮りに行った後になります。


まぁ季節が一巡したので、今の時期にアップしても恥ずかしくないですね(開き直り)
桜満開の越中荏原駅で下車、後続のダブルデッカーエキスプレスを狙います。
すると、まずは最古参の14720形がやって来ました!
撮った後に気が付いたのですが、何やらヘッドマークの様なものが先頭に付いているようです。
サイド気味に撮ったので、柄までは分からなかったのですが…


お目当てのダブルデッカーエキスプレス。
こいつを撮ったのは、3連化される前の2012年7月以来でした。
当時は、まさかダブルデッカーを組み込んでしまうとは思いもしませんでしたね。


続いて地鉄屈指の撮影ポイント、常願寺川橋梁へ。
そろそろ14720形が戻って来る時間だなーと、逆光承知で川に背を向けカメラを構えると…
あれあれ?マークは付いていません??

…が、振り返ってブッたまげました!!!!



!?

なんと、ヘッドマークらしきものの正体は往年の方向板だったのです!
本来の方向幕は故障してしまったのか、行先表示の部分が目隠しされています。
もう心臓ばっくばくですよ。
すぐ戻って来るだろうと思われる上市行きなので、折り返しもここで撮ることにしましょう。


次は10030形…え、コイツも方向板!?
かと思いきや、拡大してみると”ゆるキャラ”のイラストが描かれた、ただのヘッドマークでした。
もー驚かせるなよー(^-^;


雷鳥カラーの14760形。


地鉄最新鋭の17480形…ですが、今度は方向幕が白幕www
運転席窓にプレートで「中滑川」と表示されています。
この中滑川行きは、2013年12月のダイヤ改正まで設定が無かったそうで、同年11月にデビューした17480形には幕の追加が間に合わなかったんでしょうかね。
そういえば先月のダイヤ改正では、新黒部駅が開業したことで舌山行きという区間列車が新たに誕生したのですが、こちらもプレートで対応しているようです。


そして、お待ちかね14720形!
いやぁーカッコイイですねぇ、カメラを持つ手が震えました!!

さらに時刻表を追って行くと、再び電鉄富山から上市行きで戻って来きて、寺田ではダブルデッカーと交換するようです。
マーク付き同士の並びが撮れるんじゃね!?
というワケで、寺田へ移動することにしました。


”荏原”から乗ったのは8590系…ではなくて17480形(笑)
グラデ帯も内装も大井町線時代と一緒、でもすれ違う電車は元京阪だったりして、何だか不思議な気分です。



寺田駅構内を見渡せる場所でスタンバイ。
20分ほど待つと予定通り14720形は上市行きで戻って来て…



はい、見事に並びました!!!

地鉄オリジナルの方向板と鳩マークの共演、いやぁ堪りません!
偶然によって実現した超激レアなシーンです。


そんな夢の様な並びも、僅か1分足らずの出来事で。
14720形、ダブルデッカーの順に、それぞれの目的地へと出発していきました。

撮影時はぎりぎり閑散期ダイヤだったので、ダブルデッカーは電鉄富山~宇奈月温泉を1往復すると1日の運用は終わり、入庫してしまいます。
当初の目的はダブルデッカーの撮影でしたから、入庫後は市内線へ移ってレトロ電車でも撮ろうかと考えていたのですが、こうなりゃ、ひたすら夜まで14720形を追っかけるしかないですね!

#2に続きます。
ナローの聖地、黒部峡谷鉄道
前々回こんな記事を書いたので、今回は同じニブロクゲージ(762mm)業界の最大手、黒部峡谷鉄道をアップしたいと思います。
去年8月、非鉄な友人たちと観光に行ってきたのですが、なかなか記事にするタイミングが無かったんです(^-^;


まず大量の黒貨車たちで溢れ返っている宇奈月駅構内。
のっけから、この光景ですよ!ワクワクしないわけがありません。


EDR26+EDR27の重連が、慌ただしく入換えを始めました。
富山観光の目玉となっている黒部峡谷鉄道ですが、決して観光用に造られたアトラクションではなく、もともと黒部峡谷の電源開発を目的に建設されたもので、今も関西電力の職員や資材の運搬用として使われている、”ホンモノ”の鉄道なのです。
公式ページによると車両総数は320両で、そのうち機関車29両、客車134両、貨車155両、特殊車2両という保有数は、いずれも中小民鉄第1位とのこと。
中小民鉄だなんて少し控えめに書かれていますが、動力分散式天下な日本では、これだけ機関車や貨車を保有する会社なんて、JRを除けば他にないんじゃないかと思います。


宇奈月14:14発、欅平行きが入線して来ました。
午前中は黒部川でラフティングをしていたので、午後からスタートです。


運動をして昼食の後、という最高のコンディション(笑)
車内では睡魔との戦いでしたが、沿線の美しい景色はもちろん…


こんな怪しげな貨車が留置されていたりして、休む暇もありませんw
このクルマは出平駅に止まっていた大物車で、右がオシ3号、左がシ106号、それぞれの積載量は20t、5tだそうです。
オシ3でも国鉄式に当てはめれば”サ”級レベルなワケで、大物車というのもヘンな感じですが、小さな黒部の貨車たちのなかではコイツが最大です。


猫又駅の手前には、怪しげな引込線も。
関西電力の黒部川第2発電所へと繋がっています。


さらに面白いのが鐘釣駅で、この駅は編成が長いと敷地が狭いので入り切れず、一旦安全側線へ突っ込んで停車して、対向列車と交換し終えるとスイッチバックして出発するという、特殊な運転方法になっています。
向こうからやって来た機関車は、角型ライトが特徴の新型車両EDV形で、2両しか居ない少数派です。


1時間半ほどで終点の欅平に到着。
すぐに入換えが始まり…



こんな貨車をぶら下げた、貨客混合列車が出て来ました!


阿里山森林鉄道との姉妹提携を記念したヘッドマーク。
そういえば欅平の駅前では中国人の団体客が多く、そこらじゅうから、いー、あー、さん、ちぇず!という掛け声が聞こえて来ましたw

のんびり散策していると、帰りの列車は終電1本前の17:04発宇奈月行きになってしまいました。
また1時間半の道のりを引き返すことになるので、宇奈月へ戻る頃には結構いい時間です。
車内もガラガラ…ですが、この終電間際に乗ったのは大当たりでした。


欅平方面は旅客列車のスジが空いた分、貨物列車のラッシュアワーだったのです!
まず小屋平駅で交換したのは「峡谷美人号」という、ゴミ運搬列車。


後ろには職員用の客車も繋がっていました。
古風な客扉と1段降下窓で、好ましいスタイルをしていますね。
この2軸客車はハ形と呼ばれていて、もともとは無蓋車だったものを客車に改造、開放型のC車と密閉型のK車があるとのこと。


続いて猫又駅では、ディーゼル機関車のDD24形と交換。
非電化の黒薙支線向けだそうですが、なんでこんなところに居たんでしょう??


後ろは、見るからに古そうなハ形C車が1両ポツンと繋がっていました。
車番のハフ4を頼りにググってみたところ、タネ車は大正14年生まれ(!)だとか。


さらに柳橋駅では…なんと重機を載せてますよwww
黒部峡谷では沿線に通じる道も無いので、こうやって鉄道で運ぶ以外に手段が無いんでしょうね。


ハ形C車も繋がっていましたが、こちらのクルマは少し新しい感じ。
車番はハフ19とハフ31でした。
こりゃハ形だけでも奥が深いですな…。

そして極めつけは、宇奈月駅に戻って来たときに遭遇した、



EDS13形!

いやぁーこの丸みを帯びた優雅なデザイン!
国内に数多ある凸型電機のなかでも、特に美しいクルマだと思います。
基本的に宇奈月駅常駐の入換え用なのですが、なんと本線の貨物列車を牽引することもあるとか。


ここまで乗って来た客車と連結、推進運転で車庫の方へと消えて行きました。

とても1往復しただけでは全貌が掴みきれないほど、バラエティー豊かな黒部峡谷鉄道の車両たち。
貨物列車のダイヤは謎に包まれていて、一筋縄ではいかないところもまた魅力。
次回は鉄目的で、1日中じっくりと観察したいところですね。
併用軌道(!?)のある専用線

こちらの続きです。
城端線沿線の某所とは、高岡駅から一つ目の二塚駅でした。
とても小さな駅ですが、貨物の取扱も行われていて、駅舎にはJR西…ではなく、大きな「JR貨物」のロゴが。
実は窓口で切符を売っている駅員さんも、JR貨物の方だったりしますw


駅の南側で、パルプ工場へ向かう専用線が分岐しています。
この専用線が今回の目的地です。


駅から線路沿いを歩くこと20分ほど。
朝イチの便は9時半頃にスイッチャーが出てくるそうですから、少し余裕を見て8時半頃に工場前でスタンバイしました。
すると、何度か工場の中から機関車のホイッスルが聞こえて来て…9時15分頃、そろりそろりと推進運転で登場~。


この専用線で最大の特徴と言えば、併用軌道風になっていること!!
そうそう、これを見たかったんですよー。
道路と軌道の境が曖昧な、かつての美濃町線を非電化にしたような感じで萌えますねw
併用軌道よりも道端軌道と言った方が、より正確かもしれません。

工場が立ち並ぶ無機質な場所ではなく、田園風景の中をガタゴトと走る専用線というのも、なかなか珍しいんじゃないかなと思います。


コキを二塚駅へ届けたら、すぐに帰って来ました。
JR貨物の到着まで1時間ほどあるからか、二塚駅ではなく一旦工場へ戻って待機するようです。


工場内へ姿を消した後、10時頃に同じ機関車が出て来て、工場から少し二塚駅寄りにある詰所の前で停車しました。


機関士さんも降りてしまいましたので、暫く動かない様子。
形式写真を撮ったり、観察したりするには好都合です。


DB251号 昭和40年 日本車輛製 
スイッチャーは他にも3台居るそうですが、基本的に二塚駅まで入線するのはコイツです。


10時20分頃、再び二塚駅へ向けて動き出しました。


途中の「二塚踏切」では、スイッチャーに添乗している係員が線路際のボタンを押して、信号を強制的に赤へ切り替えて渡ります。
ここは沿線で一番大きな道路なのですが、遮断機や警報機は無く、それでも当たり前のように道路を渡っているので、本当に路面電車みたいです。



15分後、コキを引き連れて帰って来ました。



この日のコキは12両編成。
かなりゆっくりと通過するので、局所的ですが”開かずの踏切”と化します。
しかも列車通過中は全方向が赤ですから、線路と平行であっても直進できないという、ドライバー泣かせな仕様ですwww


二塚駅へ戻るとDE10が発車を待っていました。
後ろのコキは、今朝スイッチャーが二塚まで持って行った分ですね。


二塚貨物は15時台にもう1往復あり、スイッチャーも午前中と同じ作業をもう1セット繰り返すそうですが、もう午前の便でお腹一杯!
それから他にも撮りたいものがあるので、高岡行きで撤収しました。