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三条イツキ

Author:三条イツキ
どこまでも続く田園風景の中を、のんびりと単行の古びた電車が、ゆらゆら車体を揺らしながら、釣り掛けの轟音を残して通り過ぎてゆく…
私鉄系旧型電車が好きな管理人が、国内の地方私鉄から海外の軽便鉄道まで、気の向くままに写真を撮り歩いては書き綴るブログです。
マイナー路線まっしぐら!!

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ユーレカ・タワー俯瞰
前々回の記事では天満橋の俯瞰を掲載しましたが、それで思い出したのが去年9月のメルボルン。
南半球で一番高いビル「ユーレカ・タワー(Eureka Tower)」から撮影した写真を、まだアップしていませんでした。


地上285mのところにあるスカイデッキからの眺め。
高さは「あべのハルカス」とほぼ同じですが、大阪ほど回りに大きなビルが密集していないので、こちらの方が高いような感じがしますね。
足元には優雅に流れるヤラ川、緑が多くて、本当に美しい街です。



街をちょこまかと走り回るトラムたちは、まるで模型のよう!



あちこちから顔を出すトラム、特に”絵になる”区間はヤラ川を渡るところでしょう。
この3連アーチが美しい橋は、その名もプリンセス橋といいます。


フリンダース・ストリート駅。
ガイドブックに必ず載っている有名な駅舎…ですが、タワーから見えるこちらは裏側です。


ホームにはメトロの電車がたくさん!
X'TrapolisとSiemens、ホームの上屋に隠れちゃってますが、よーく見ると真ん中あたりにComengも居るので、全3種類コンプリートしています。


フリンダース~サザンクロス間。
こっちはComengだらけですw


大きくカーブした陸橋を渡っているのは、サザンクロスを出発したV Locity。
サザンクロス駅はビルの陰になっていて見えません。


ドックランズの貨物ヤード。
コンテナの他、例のコイルもたくさん転がっています。


次々とやって来るメトロ電車たち。


フリンダース駅の東側は一番路線が集まっている区間で、一つ隣のリッチモンド(Richmond)駅までは、なんと6複線!になっています。
ただフリンダースを発着する列車は、ジップスランド線(Gippsland line)を除いて、全て電車で運転されているようなので、サザンクロス方面に比べると、車両面ではあまり面白くないですね(^-^;


メルボルンパークの横を通過するメトロ電車。
ちょうど今行われている全豪オープンは、ここで開催されています。


リッチモンド駅。
ターミナルのすぐ近くの駅で、ホームがたくさんあり、ひっきりなしに電車が発着しているので、どことなく近鉄鶴橋や南海新今宮を連想させますねw


リッチモンドを出ると、古風なトラス橋が。
下の道路にはトラムの軌道も通っています。


さらに線路を追っていくと、サウス・ヤラ(South Yarra)方面と分かれて複々線に。
イースト・リッチモンド(East Richmond)駅と、次のバーンリー(Burnley)駅、そのさらに奥には、ゴルフ場の向こう側をX'Trapolisが走っているところまで見えます!
この辺りは平面交差を見にクーヨンへ行ったとき乗った区間ですね。
右下に見えるイースト・リッチモンド駅は、外側の線路にしかホームがありませんが、時刻表を見ると快速だけでなく普通電車の一部も通過扱いになっています。
バーンリー駅からキャンバーウェル(Camberwell)方面とグレン・ウェーバリー線が合流していて本数も多いので、電車によっては普通も内側の急行線に転線させているのでしょう。

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ラ・トローブ通り陸橋から撮り鉄する #2
#1の続きです。


道路を渡って、今度は陸橋の北側へ。
こちらからは客車の留置線や機関庫を一望できます。


両開き扉の通勤客車たち。
こいつ、なんだか台鉄の”印度仔”を思い切り近代化させたようなデザインで、個人的にお気に入りだったりしますw
車両によって塗装や窓の数が微妙に異なっているのも、興味深いですね。


これまた茶ワムのような、渋い色をした電源車。
電源車にも、いくつか種類があるようです。


機関庫の脇で休むディーゼル機関車たち。
最奥にはドッグノーズなAクラスの姿も。
あんな場所に居るってことは、予備車なんだろうなぁ…なんて思ったのですが、まさかあの位置から出庫して来ようとは!(記事では時系列を前後させてしまったのですが、サザンクロス駅でAクラスを撮影したのは、この日の夕方になります。)


貨物やメトロの回送が通っていた一番西寄りの線路を、また貨物列車が通過して行くのが見えました。
さっきとは違う柄の機関車だなー、何を運んでいるのかなー…ん!?



!?

なんとコイルですよ!!ここは戸畑か(笑)
オーストラリアでは、カバーを掛けずに本線へ出て運んでしまうんですね。


陸橋から少し北へ進んだ先のヤードに、コイルがたくさん転がっているのが見えたので、恐らくここから積み込んでいるのでしょう。
ヤードは、ドックランズ(Docklands)にあるショッピングセンターから眺めることができます。


Nクラス牽引の客レ。
こちらは広軌ですが、機関車も、客車も、標準軌用と見た目は全く同じで区別が付きません。


続いて新型ディーゼルカー「V Locity」もやって来ました。
こいつにも塗装が複数あり、このメトロやトラムとお揃いの柄をした紫系のものが新塗装です。


メトロの主力Comengさん。
この、どこか日本の私鉄で走っていそうな下膨れで湘南2枚窓なところは共通ですが、運行会社が2社に分かれていた時代に更新が行われたので、同じComengでも正面のデザインや方向幕の位置など、更新工事を施工した会社によって2種類存在します。
メルボルンに限らず、オーストラリアの鉄道って列車線でも高床ホームですし、ちょっと大柄なことを除けば、どことなく日本の車両っぽい感じで親しみやすいですね。
ちなみにメトロでは2014年まで、東急6000系(初代の方ね)に5200系の顔を付けて引き延ばした様な見た目をした、その名も「Hitachi」という日立製の電車も走っていたそうです。
乗りたかったけど一歩遅かった!


これは別の日に撮影した、メルボルン~シドニー間を約11時間で結ぶXPTです。
ディーゼル機関車によるプッシュプルで、昼行と夜行の1日2往復運転されています。
8:30にサザンクロスを発車するシドニー・セントラル行きを狙ってみましたが、この日は晴れてしまい、ド逆光+ビル影という非常に残念なコンディションでした…orz
季節によってはサザンクロス18:30着の便も撮れるんじゃないかと思います、長距離列車なので定刻通りに走っていれば、ですが(^-^;


ちなみに陸橋上にもトラムが走っていて、しかもフリーゾーン内!なので、ホテルから1セントも使わずに撮影地へ行けてしまいましたw
電車から貨物まで、様々な車両を手軽に撮影出来るラ・トローブ通り陸橋、超オススメです。
ラ・トローブ通り陸橋から撮り鉄する #1
メルボルン近郊で、どこかいい撮影地はないかとググっていると、サザンクロス駅の北側を横断するラ・トローブ通り(La Trobe St.)の陸橋から撮影できるようなので、行ってみることにしました。


おお!いい感じではないですか!!
写真は陸橋の南側からサザンクロス駅の方を向いて撮影したのですが、南半球の国なので、ちょうど南向きが順光になります。
これ頭では分かっていても、地図と照らし合わせたりしていると結構こんがらがるんですよね。
おまけにメルボルンの天気は変わりやすく、列車を待っていたら突然晴れてきて逆光に…なんてことも。


東側の線路は非電化の列車線で、中央部分は留置線になっています。
新旧ディーゼルカー達が仲良く昼寝していました。


西側は一部の線を除いてメトロ用に電化されていて、留置線には3+3編成のX'Trapolisが2本止まっていました。
メトロの電車は3形式とも3両固定編成で統一されていますが、併結する場合は必ず同じ形式同士で揃えられているので、混結はできないのかもしれません。


Nクラスと呼ばれるディーゼル機関車が出庫して来ました。
Nクラスは25両がV/Lineで活躍しているので、メルボルンではよく見かける機関車なのですが、実はこいつ、そのうち4両しかいない標準軌(1435mm)用のカマだったりします。
歴史的経緯から軌間の見本市状態なオーストラリア、ここビクトリア州も他の州と互換性のない軌間1600mmの広軌を採用してしまったので、州間を直通する一部の路線では乗り入れ先に合わせた標準軌になっているんですね。
その為、サザンクロス駅構内も広軌と標準軌が混在していて、


ところどころ三線軌条になっていたりします。
この複雑な配線、目で追うだけでも楽しくて堪りませんw


ホームで待機していた客車と連結されました。
V/Lineが運行する唯一の標準軌路線、オルベリー(Albury)線ですね。
オルベリーはメルボルンから300km以上離れた州境にある街で、1日僅か3往復しか走っていませんが、お隣のニュー・サウス・ウェールズ(New South Wales)州に、ビクトリア州営のV/Lineが少しだけ足を踏み入れるのが特徴です。
まぁ横浜市営地下鉄が湘南台に行くようなもんですな。


東側の外れにある留置線には客車が2両、ぽつんと止まっていました。
手前の窓が小さいタイプの客車は車体裾にリベットがあったりするので、塗装で誤魔化しているだけで、実は結構古いんじゃないかと思われます。


次はメトロの電車を撮ろうと西側へ移動すると…タイミング良く貨物列車が現れました!


ホッパー車をずらーっと連ねていますが…どれもこれも落書きだらけ。
落書きがない貨車は一両もありません(汗;
旅客用の車両はとても綺麗で、よく手入れされている印象なんですけどねー。


貨物列車が通過した後、間髪入れずに同じ線路をComengの回送が反対方向からやって来ました。
一体どういうダイヤを組んでいるんでしょうw

#2に続きます。

2つのターミナル駅
路面電車だけじゃないメルボルン。
路線図を見ると、市内のシティ・ループと呼ばれる小さな環状線を中心に、郊外へ向かう鉄道が四方八方へ伸びていますが、これがまたバラエティー豊かで面白いんです。


メルボルンには新旧2つのターミナル駅があります。
まずは古い方、街のシンボルにもなっているオーストラリア最古の駅、フリンダースストリートから。


駅舎の正面には、各方面の発車時刻を示した時計が!
フリンダースストリート駅は、南、東方面へ向かう路線の玄関口で、主にメトロという近距離電車が発着しています。


メトロの形式は3種類あります。
こいつは「Comeng」と呼ばれるメトロでは一番古いグループで、昭和気質なギザギザコルゲートに、足回りは釣り掛け駆動、減速時には”逆唸り”も聞けるという素敵車両です!
ただ防音がしっかりしているのか、遠鉄30形なんかと比べてしまうと、音はかなりマイルドな感じでした。


でもってこのComengの連結面を見てビックリ、なんと貫通幌がありません!?
そういえばシドニーの近郊電車も古いタイプは貫通路が吹きざらしでしたし、一昔前のオーストラリアでは、これが当たり前だったのでしょうかね…??
こんな車両ですが、1981~1988年製とのことで車齢は30年前後、東武9000系や上信6000系と同期なんですよw


こちらは2002~2005年に製造された「Siemens Nexas」シリーズ。
Comengとは違い、2ドア、全席クロスシートという仕様に変更されています。
同じく2002年から「X'Trapolis 100」という3ドア、セミクロスの車両も平行して製造されているので、路線距離によって使い分けているのかなぁ…
と思ったら、どうやら違うらしく、この頃はトラムと同じく運行会社が2社に分かれていた時代だったので、それぞれが違うメーカーから違う仕様のクルマを導入しただけだった模様(^-^;
結局、今も増備が続いているのはX'Trapolis 100の方なので、メトロ的には3ドアのが扱い易いんでしょうね。
ちなみに前回の記事で写っている車両がX'Trapolis 100です。


もう一つのターミナル駅は、2005年にリニューアルされ、スペンサーストリート(Spencer St.)から名前を変えて再出発したサザンクロス(Southern Cross)駅です。
フリンダースの隣駅で、両者の関係は名古屋駅と金山駅にちょっと似ていますw


ヤラ川と大通りに挟まれていて手狭なフリンダースに対して、サザンクロス駅は超巨大!
駅名もカッチョイイですが、構内のデザインも負けず劣らず凄いんです。
波形の屋根に覆われたホームは全部で16番線まであり、北、西方面へ向かうメトロ、中距離列車のV/Line、シドニーやアデレードへ向かう長距離列車も発着しています。
撮影も、跨線橋から俯瞰で撮ることもできるのでサザンクロスの方が良いですね。


櫛形ホームになっている1~8番線の方へ向かうと、何やら流線型のカッコイイ機関車が…



!?

こ、こいつはV/Lineで1台しか残っていないという、A class機関車ではないですか!!
下調べ中に見つけて、まぁ撮れたらいいなぁ…くらいに思っていたんですが、まさか、まさかこんなすぐに出会えてしまうとは!!!


アメリカ生まれの、いわゆるドッグノーズスタイルです。
ただ、新型機関車に合わせた塗装のせいで、犬というよりもタヌキみたいな風貌になっちゃってますが(笑)


そんなタヌキ号の次位には、青い有蓋貨車のようなクルマが。
荷物車か!?と思いきや、こいつの正体は「PH van」という電源車だそうです。
見た目が古風な貨車なので、古い機関車と合わせて、怪しい編成美を放っていますねw


さて、気が付けばAクラスを夢中で撮りまくっていましたが、この櫛形ホームの配置もなかなか面白いんですよ。
ホームの有効長がとても長く、縦列停車もできるので、前後で3A、3Bという風に乗り場が分けられています。


そして、ホームに面した発着線の間には、必ず中線があります。
客レが多いので、機回しできるようになっているのは当然なんですが、


なんとホームの途中に渡り線があり、縦列停車の手前に別の列車が停まっていても、追い越して発車できるようになっているんです!
まず日本では見ることのできないダイナミックな配線ですね。


構内をちょこまかと動き回る、入換え用の機関車も居ました。
「Y class」と呼ばれているようです。


こちらは閑散線区や区間列車向けのディーゼルカー「Sprinter」
ビクトリア州ゆかりのスポーツ選手の名前が1両ずつ付けられているのが特徴で、写真の先頭車(7009号)は「Bob Davis」というフットボール選手の名前が付いています。


サザンクロス駅のすぐ北側には、シティループへ入る為のトンネルがあります。
シティループは都心部をぐるっと一周する、たった5駅しかない小さな環状線です。


そのうち、パーラメント(Parliament)、メルボルン・セントラル(Melbourne Central)、フラッグスタッフ(Flagstaff)の3駅は地下にあります。
大阪環状線のように郊外からやって来た電車がループへ直通していて、一周したらまた郊外へ抜けていくという運行形態なんですが、行先が複雑で快速電車もあり、おまけに2箇所ある分岐点はデルタ線になっているので、ある程度路線図を把握していないと、全然違う方向へ連れて行かれてしまうことも…
かく言う私も、パーラメントからクーヨンへ向かうとき、行き先だけ見て乗ったらループを遠回りする電車だった、ということがありました(^-^;


フリンダース駅東側のデルタ線を走っている…というか停まっているところw
駅構内が満線だったらしく、乗っていた列車はここで3分ほど機外停車していました。
世界一の路面電車都市、メルボルン #4
#3の続きです。


フリンダースストリート(Flinders St.)駅からメトロのグレン・ウェイバリー(Glen Waverley)線に乗って約15分のところにある、クーヨン(Kooyong)という小さな駅にやってきました。
周辺は閑静な住宅街ですが、駅に隣接しているクーヨン・ローン・テニスクラブは、かつて全豪オープンが行われていた名門クラブなので、テニスが好きな方は聞いたことがある地名かもしれません。


日本の地方都市にありそうな無人駅で、改札口もカードリーダーとチャージ機が置いてあるだけ。
メトロでは既に磁気券の取り扱いが廃止されていて、乗車にはICカードのMykiが必須というシステムなので、どの駅も改札口がとても簡素です(トラムも車内では現金を扱っていません)
そのMykiですが、コイツがなかなかのクセ者でして、決められたゾーン内であればメトロやトラム、バスを何度乗り降りしても2時間まで均一運賃になるのはとても便利なのですが、なんと一度カードにチャージしたお金は払い戻しできません(汗;
いや、厳密にはオーストラリア国内に住んでいれば、後日送金というかたちで払い戻せるらしいのですが…ゾーンを跨いでしまったり、2時間で戻って来られるか微妙な時に、罰金が怖いので多めにチャージしておく、ということが外国人にはできない仕様なんですね。
一度受け取った金は返さないでござる、というクソ生意気なカードです、マイキーだけに。

さてさて、Mykiの愚痴はこの程度にしておいて、なぜこんな郊外の小駅で降りたのかといいますと…



駅前の踏切が、トラムと平面交差になっているからです!
国内では、松山の大手町にしかない鉄道×軌道の平面交差が、こちらメルボルンではクーヨン駅の他にも、一つ先のガーディナー(Gardiner)駅東と、リバーズデール(Riversdale)駅南、それからグレンハントリー(Glenhuntly)駅北の計4ヶ所で見ることが出来ます。


奥に見えるホームがクーヨン駅です。
頭上の架線はメトロが直流1500Vなのに対して、トラムは600Vなのだそうで、同じ600V同士の伊予鉄に比べて複雑で、大掛かりに見えますね。
恐らく、踏切内ではメトロ、トラム両方ともデッドセクションになっていて、お互いが干渉しないような仕組みなのでしょう。


すぐ側には、長年クーヨン踏切の安全を見守ってきただろう、年季の入った踏切小屋。


そして警報機も打鐘式で、カランカランと微妙に調子の外れた、これがまた何とも哀愁漂う音色を奏でるんですよ!
ホントこれでもかって言うくらい、萌え要素が詰まっていますw


ガタガタと響くジョイント音も平面交差ならでは。
踏切の前後ではメトロ側にも速度制限が設けられていて、ゆっくりと通過して行きます。


運転頻度は、平日データイムのダイヤで、メトロが毎時4本、トラムは毎時5本。
何本か待ってみたものの、タイミングが合ったのはこの1回だけでした。