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三条イツキ

Author:三条イツキ
どこまでも続く田園風景の中を、のんびりと単行の古びた電車が、ゆらゆら車体を揺らしながら、釣り掛けの轟音を残して通り過ぎてゆく…
私鉄系旧型電車が好きな管理人が、国内の地方私鉄から海外の軽便鉄道まで、気の向くままに写真を撮り歩いては書き綴るブログです。
マイナー路線まっしぐら!!

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続・台湾で鉄路迷2016 #9 ~大雨の暖暖駅~
#8の続きです。


台湾最終日、夕方の飛行機まで軽く撮影したいなぁというわけで、宜蘭線の暖暖駅へ。
暖暖…これで「ヌアンヌアン」と読みますw
なんだか間の抜けた名前ですね。
台北からそれほど離れていませんが、改札どころか駅舎もない無人駅です。
グーグルマップで、駅北側にある踏切脇の路地が良さげだったのですが、


昨日にも増して酷い雨で…orz
しかも山側の出口は駅前の道が舗装されていなくて、山から流れ出した雨水でびちゃびちゃ、とても歩ける状態ではありません(^-^;
回り道をして、なんとか踏切脇にたどり着くとEMU800の区間快車が通過して行きました。


この踏切、決して広い道ではないんですが、基隆市公車(市営バス)が10分に1本くらいの頻度でやって来ます。
割と人通りも多く、視線が痛い…。
そりゃあこんな大雨んなかで、ずぶ濡れになりながら写真撮ってる外人とか、不審者以外の何者でもないわけでwww



昨日も大里で遭遇した、幸福水泥のセキで揃った貨物列車。
今度は電機の重連!?かと思いきや、次位は無動力でした。


EMU500。


キョ光号。
後ろの客車は手動扉です。



牡丹坡では”ほき”が付くセメント”ほき”w


DR1000!
深澳線の運行がない朝晩を中心に、八堵発着の列車が日に数本設定されています。


普悠瑪とEMU800、いいタイミングで離合しましたー。
こうして見ると先頭部分のフォルムはそっくりですね。


ディーゼル自強DR2900。


そしてコンテナ付きの貨物。
この流れ、三貂嶺で撮っていたときとほぼ同じですね。
ということは、そろそろ荷物列車が来るはずですが…


復興号の回送。
今日も区間車に被られるというジンクス…orz



またも台北方面からボロ光号。
大粒の雨で盛大にピントを外したので、後ろ姿だけ。
EMU500と並びました。



空のセキや平車を連ねた貨物列車。
いろいろな車種が混在していますが、珍しく車掌車が付いていません。



そして、やっと来ました荷物列車
列車の性格上、日によって多少の変動はあるんですが、今日はまたずいぶんと遅く、もう靴が床上浸水してしまいましたよ(;´д`)
後で知ったのですが、実はこの日、宜蘭線沿いで集中豪雨による土砂崩れがあり、一部の区間で単線運転になっていたそうです。
旅客列車の遅延はアプリで把握していましたが、数分程度の遅れは”よくあること”なので、まさかそんな大事になっていたとは露知らず…。
台鉄ってアクシデントに強いですね。

さて、相変わらず長々と続けてきた台湾シリーズ、これにて終了です。
ありがとうございましたーm(_ _)m
そして、また明日から中華圏の某所へ行ってきますw
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続・台湾で鉄路迷2016 #8 ~大里の海バック~
#7の続きです。
三貂嶺から花蓮方面へ区間車で約30分、大里という駅で下車しました。


あれ!?先頭車から降りると、通行禁止な場所に出てしまいましたよ。
オーバーラン?かと思いきや、柵の向こう側に「8輌電車」の停目があるので、これで所定のようですが…??(^-^;


駅舎はこんな感じ。
コンクリート造りの、台湾ではよく見掛けるスタイルです。


大里はとても小さな町なのですが、大里天宮廟という立派なお寺が建っていて、その境内の前に太平洋をバックに台鉄を撮影できるポイントがあります。
駅前の道を右へ、線路沿いに徒歩5分ほどのところです。


さっそくEMU500がやって来ました!!
まだ少し時間が早いので側面の光が甘いですが、これから段々とよくなりますよ。
というか今朝までめっちゃ雨降ってたのに、まさかここに来て晴れてくれるとはw


反対方向(台北方面行き)も光線さえ気にしなければ、いい感じに撮れます。
PP自強号に、


砂利を積んだ長い貨物列車も来ました。


セキやトキ風の貨車をじゃらじゃらと繋いでいます。
相変わらず車両によって背丈が微妙に違っていたりして、怪しい編成美ですねw


続いてEMU500。
この辺りは区間車が1時間に1本程度走っているので、優等列車が止まらない大里駅でも、アクセスはそれほど苦になりません。


普悠瑪!
そして、その次は復興号が追って来る…のですが、ヤバい、背後の山が雲を集め始めました(-_-;



ああああ曇ったあああ!!orz
大里を通る復興号は1日1本、しかも晴れればド順光という、ここで撮影する為に走らせているかのような(笑)素晴らしいダイヤなのですが、そう上手くはいきませんね…。


そろそろ撤収しよう…と思ったら、R180型の重連貨物がやってきました。
R180は総括運転が可能で、進行方向を変えるときターンテーブルで回転させる必要がないよう、背中合わせで連結されています。


この列車は全て幸福水泥公司の私有貨車で統一されていて、車掌車も繋いでいませんね。
台鉄では殆どの貨物列車にヨかワフのような貨車がぶら下がっているので、この後ろ姿は却って新鮮です(日本からしたら、なんとも贅沢な話ですがw)

#9に続きます。
続・台湾で鉄路迷2016 #7 ~三貂嶺トンネル前~
#6の続きです。
雨が止んだので、少しラッチの外へ出てみましょう。


これが三貂嶺の駅前ですwww
駅舎の写真を撮ろうと思ったのですが、駅前の道が狭すぎて正面から撮れませんでした(左の建物が駅舎の一部です)


そして、こちらが駅前の一等地(笑)
アーティスティックに朽ちた、素敵な廃墟が並んでいます。


線路際の小道を歩いていると、台北方面からEMU500がやってきました。


駅から約5分、素掘りのような狭い地下道を潜った先に、有名な撮影ポイントがあります。
トンネルを出て基隆河を渡る鉄橋のアウトカーブ、ちょうど振り子式の太魯閣号が駆け抜けて行きました。
駅近でこのロケーションは素晴らしいのですが、今日は川向こうに置かれている黄色い重機が少し気になりますね…。




続いて台北方面から、手動扉の客車を連ねたキョ光号が現れました。
相変わらずドア全開ですなぁ。
雨が降ってきたら大変?いやいや、実は幌も日本のように密閉されるタイプではなく、大雨が降ると貫通路が滝のようになっていたりするので、そんなのはお構いなしです(福隆からの帰りに乗ったキョ光で体験w)



今度は反対方向からもキョ光号。
同じく手動扉のボロ客車ですが、逆行列車(反時計回り)の場合は貫通扉が付いていて、開放デッキにはなりません。


この場所は、宜蘭線と平渓線が八の字に分かれていく真ん中あたりなので、数歩移動すると平渓線も撮れます。


宜蘭線に戻って、今度はスネ夫の区間車。
この列車が去った後、件の重機が置いてある場所から工具を持った作業員の皆さんが、ぞろぞろと線路際の保線用通路を伝ってこちらへ歩いてきました。
どうやら、あの場所は三貂嶺駅のホームで行われている工事の資材置き場になっているようです。
駅から外界に繋がる道は、あのハイパー狭い路地しかないんで、川向こうで車両から降ろして、あとは人力で運ぶかしかないのでしょうね。
ちなみに駅から一番近い集落も川の対岸にあり、なんと地元の皆さんが駅に向かうときも、列車が来ないタイミングを見計らって通路伝いに川を渡っているそうです…。


平渓線へと転線するDR1000。


さて、そろそろ次の駅へ移動しましょうか。

#8に続きます。
続・台湾で鉄路迷2016 #6 ~三貂嶺駅~
#5の続きです。
こちらの記事でも軽く触れましたが、3日目は京急色の区間車に乗車、宜蘭線の三貂嶺駅で途中下車しました。


三貂嶺は、狭い谷の崖にへばりつくようにして建つローカル駅で、ウィキぺによると一日の平均乗車人員は僅か23人だそうです。
そんな小さな駅ですが、駅の前後がS字カーブになっていて、台北方面へ向かう列車を駅舎の軒下から撮ることができます。
ここなら雨が降っても安心です。


第2ホーム(台北方面行き)を利用する場合、この遮断機も警報機もない構内踏切を渡る必要があります。
またホームの真ん中あたりに設置されているので、4両編成の電車が来ると踏切を跨いで停車してしまい、どう頑張っても渡れませんw
物理的に駆け込み乗車が出来ない安全設計(?)ですね。
とにかく平地が皆無なので、跨線橋を設置することもできないのでしょう。


早速、貨物列車が来ましたよ!!
しかも補機付きのセメント列車です。
ここから先は「牡丹坡」と呼ばれる難所で、急な勾配が続くので、セメントなど重量のある貨物列車には補機または重連で運転されています。



三貂嶺で一旦停車。
なんと本線上で補機の切り離しが行われ、すぐに発車して行きました。
この補機を切り離すタイミングは列車によって異なっていて、このあと遭遇したセメント列車の場合は、補機を付けたまま三貂嶺を通過して台北方面へと去って行きました。(駅前に移動したタイミングで来たので写真は撮れず…(-_-;)


平渓線からやってきた、カラフルなDR1000の3連。
三貂嶺は平渓線の分岐駅でもあります。


平渓線といえばタブレット
こういった扱いも必要なので、お客さんは極僅かな三貂嶺ですが、数人の駅員さんが常駐しています。



はい、すっかりお馴染みの荷物列車6901次…ですが、いつものE300型ではなくディーゼル機関車のR100型が牽引していますね。
ここ最近は電機が不足しているらしく、七堵までDLが牽引するようになりました。



続いて台鉄のスター、普悠瑪様のお通りだー!
のろのろ荷物列車の後を追っていたので、自慢の俊足を活かせず、もどかしそうに通過して行きました。
電車特急からDL牽引の貨物まで、眺める分にはバラエティ豊かで楽しい路線ですが、ダイヤを組むのは大変でしょう…(^-^;


架線下ディーゼルの自強407次。
これが普悠瑪号と同じ運賃だなんて詐欺だ!というわけで、 祝日を除く月~木曜日に乗車する場合は3%引きになりますw


突然やって来た復興号。
行先表示は復興号/往花蓮になっていましたが、時刻表にはなく、乗客も見当たらないので回送と思われます。
なお先頭はスネ夫に被られてしまったので、後追いのみ…。



今度は台北方面からも貨物列車がやって来ました。
幸福セメント印の灰色ホキ(水泥斗車)2車に、黒いセキ(石斗車)3車、台湾ではレアなコキ(平車)11車、そして〆はワフ(篷守車)。
台鉄にコンテナ用の貨車はないので、汎用の平車に海コンを載せています。


再び平渓線。
ああ、もう1時間経ったんだ(日中の平渓線は、きっちり1時間ヘッド)、いろんな列車が来るから、あっという間だなぁと思いながら眺めていると、反対方向から車のクラクションのような汽笛が聞こえてきました。
なんだろうと振り返ると…




なんですかこれwww

まさかの保線用モーターカーが、何食わぬ顔で本線上を通過して行きましたwwwww
ホント台鉄さん何でもありですね。


約10分後には、普悠瑪号が平然と通過…。
あんまりスピードを出すと、前のモーターカーに追い付いちゃいますよ(笑)

#7に続きます。
続・台湾で鉄路迷2016 #5 ~過渡期の台中駅と荷物車~
#4の続きです。


高架化工事が進む台中駅
私が訪ねた6日後の10月16日に切り換えが行われ、后里~台中~烏日の21.7kmが高架になりました。
当初は9月末に切り換えが行われる予定で、出発前に撮影プランを考えていたときは間に合わないなーと思っていたのですが、まぁ台湾ですので工事は予定どおり遅れていて(笑)
おかげさまで地上ホームの方へ降り立つことができました。


レトロなホームの背後に迫る、真新しい高架駅。


例によって鉄路迷の皆さんも大勢いらっしゃいましたw


日本統治時代の1917年に建設された台中駅舎。
重厚なレンガ造りで、歴史を感じさせますね。
この駅舎は高架になった後も保存されるとのことです。



古風な駅舎のすぐ前から、こんな洒落たデザインの連接バスが発着しています。
専用のバス停には改札機やホームドアのようなものまで付いていて、さながら新交通システム!なのですが、よく見ると改札もドアも稼働していません。
実はこれ、2014年7月に開業して僅か1年足らずで廃止になった「台中BRT藍線」の遺物なのだそうです。
連接車両やバス停は既存の路線バスに転用されたものの、改札機はBRT開業後1年間は無料だったので1度も使われず放置されているという、なかなかのトホホ物件…。


地下道をくぐって駅舎の裏手へ出ると、すぐ近くに新しい台中駅が見えました。


こちらは台中後站
後站(後駅)とは、正面の駅舎から線路を挟んで反対側にある改札口のことで、高雄や台南など台湾の大きな駅では、こうした裏口が設置されています。
立派な正面口に対して、小さな木造駅舎がひっそりと佇む台中後站は、どこかのローカル線にある駅って感じ。
この駅舎は、もともと台中駅に乗り入れていた台湾糖業鉄道が使っていたそうです。



構内に戻るとDR3000型が発車を待っていました。
朝夕1本ずつ設定されていた台中発→台東行きディーゼル自強号です。
ダイヤ改正後は、夕方の便が彰化始発に縮小されています。


3両ユニットを4本繋いだ堂々の12連



帰りは客レに乗りたいので、次のキョ光号まで1時間ほど撮影しながら待ちます。


3連休の最終日ということでホームは大混雑。
これから乗るキョ光554次も切符を買おうとしたら満席だったので、果たしてどれほどカオスな状態で到着するのだろうか…とちょっぴり不安だったのですが、これが無座だったおかげで、とんでもない車両に乗れてしまったのでした。


無動力のカマを繋いだ重連に、荷物車付きの豪華な編成で到着したキョ光554次。
ライトアップされた真新しい高架駅の下で、薄暗い昔ながらの荷物車から淡々と積荷が降されてゆく…新旧が交錯する何とも不思議な光景に、思わず夢中でシャッターを切ってしまいましたが、この列車に乗らねばなりません。
急いで客車の方へ向かうと、やはり相当混雑していて、帰省ラッシュの自由席のような状態になっていました。
通路は鈴なり、荷物車のデッキにまでお客さんが乗っています…


ん?荷物車(°д°)!?



荷物車のデッキに乗れてしまいましたwww

なんと客車側から乗り移れるデッキまでは、普通に入れるんですね。
写真の向かって左側が客車との連結部、右側のドアを開けると荷物車の車内なので、すりガラスの部分に「行李車」と殴り書きがあります(決して落書きではありませんw)


デッキまわりの造りは、南廻線で走っているスハ風の旧客とほぼ同じですが、床は木製になっています(スハ風はリノリウム敷き)
ドアやら幌やら隙間だらけ、おまけにフラットが酷い車両に当たってしまったので、凄まじい乗り心地。
これで台北まで約3時間の旅ですか、いやー最高ですなぁ(笑)


台北にも旧客が走っていた時代にタイムスリップ!?
といっても2005年頃までは、台北を発着する普快車や冷気平快車が残っていたようで、そんなに昔のことでもなかったり。
まだ当時は台鉄沼に堕ちる前だったので、その時代には残念ながら間に合いませんでしたが、まさかこんな風に疑似体験できるとはw


台北に到着~。
はい、もう楽しすぎて3時間があっという間に過ぎてしまいました。
この荷物車付きキョ光号は海線経由に変更されて今も健在なので、デッキだけとは言え、南廻線まで行かなくても旧客(っぽい車両)に乗れますね。

#6に続きます。




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