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三条イツキ

Author:三条イツキ
どこまでも続く田園風景の中を、のんびりと単行の古びた電車が、ゆらゆら車体を揺らしながら、釣り掛けの轟音を残して通り過ぎてゆく…
私鉄系旧型電車が好きな管理人が、国内の地方私鉄から海外の軽便鉄道まで、気の向くままに写真を撮り歩いては書き綴るブログです。
マイナー路線まっしぐら!!

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日本最後の開放式寝台車に乗る
こちらの続きです。


札幌駅のコンコースに置かれていたPRボード。
北海道新幹線開業まで残り141日、それは急行はまなす号の終りを告げるカウントダウンでもあります。


というわけで、やっと本題(!?)の急行はまなす号
今回はこれに乗る為に北海道までやって来たのでした。


青い車体に、客車2段式寝台を示す三つの星。
はまなす号は急行列車なので、いわゆる「ブルートレイン」ではありませんが、定期の寝台特急がサンライズ号しか残っていない現在、日本最後の由緒正しき国鉄の寝台列車といえるでしょう!!

それにしても、まさか国内で最後の開放式寝台車が、華やかな寝台特急ではなく、どちらかと言えば地味だった急行はまなす号になるとは…(^-^;


今回乗車するのは増結21号車
1号車と2号車の間にあるから21号車なのだそうで、決して21両も繋いでいるわけではありませんw
はまなす号は過去に3回乗っていますが、そういえばB寝台に乗るのは今回が初めてです。


そうそう、これですよ!これ!!
前回乗ったのは急行銀河だったか、とにかく久しぶりの開放式寝台。
もう乗ることもないかなぁ…と思っていたのですが、みんしあのときに保存会の方とオロネ24の車内で夜行列車について熱く語り合っていたら、最後にもう一度乗りたくなってしまったんです。
今なら寝台券もなんとか取れる、これを逃したら絶対に後悔するだろう、窓口で無事に切符を確保できたときは嬉しかったですねぇ。


開放式寝台に乗って感心するのが、この狭い空間を有効に活用した構造。
通路の屋根裏は荷物置き場になっているんです。


いつも着ることなく、置き場所に困る寝間着w
JR東や西では、確か国鉄時代と同じ”工”が連なったデザインだったような気がするのですが、北海道のものはJR柄になっています。


函館のカマ替えは絶対起きるぞ!と意気込んでいたのですが…


結局DDのホイッスルで目が覚めて、慌てて降りたら付け替えられた後でした(汗;


函館の発車は3:56。
今年の10月から、北海道新幹線開業に向けた準備が深夜に行われる為、発車時刻が34分遅くなっています。


テールライト染みる青い車体のカッコイイこと!

寝台車の他にも、座席車やカーペットカーなど、様々な車両を連結している急行はまなす号。
もう日本中を探しても、こんなワクワクするような編成の列車は他にありませんね…。


再び仮眠をして、目が覚めると本州に入っていました。
最後尾から過ぎゆく景色を眺められるのも、客レの醍醐味。


おや、こんなところに651系と211系が!?


通常ダイヤよりも40分遅い、6:19に青森着。
はまなす号に40分も長く乗れたのですから、時間変更に感謝しなければなりません(笑)



すぐにED79は切り離されて側線へ。
次に入換え用のDE10がやって来て、車庫へと引き上げて行きました。
こうした終着駅での儀式も、もう国内では殆ど見られなくなってしまいました…。

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留萌本線、最果ての終着駅へ
こちらの続きです。
札幌でマルヨし、翌朝は2016年度中の廃止が予定されている、留萌本線の留萌~増毛間へ乗りに行きました。


留萌へは沿岸バスの「特急はぼろ号」で2時間ちょっと。
JRでも行けることは行けるんですが、特急を使っても所要時間はバスと大差なく、それ以前に留萌本線の本数が少な過ぎて、ちょうどよい時間に列車がなかったので、それじゃあ行きはバス、帰りはJRにすれば変化もあっていいだろう、というわけです。
写真は砂川PAで休憩中に撮影。


はぼろ号は留萌駅前には乗り入れないので、駅から一番近い元川町バス停で下車。
15分ほど歩くと、いかにも国鉄!という感じのコンクリート造りな駅舎が姿を現しました。


駅舎は立派ですが、次の列車は1時間後、ガランとしています。
留萌本線はJRの本線と名乗る路線のなかでは日本一距離が短く、優等列車も走っていない、実態は行き止まりのローカル線です。
留萌から先が廃止になると、さらに短くなってしまいますね…

開店休業状態の窓口で乗車券を買い求めると、増毛駅の入場券もここで売っていたので、それも購入しました。


留萌の街を眺めながら、海バックで撮影できるポイントへ。
天気はイマイチですが、鄙びた港町にはこんな曇り空の方が似合うかな、なんて思ったりもします。


海バックの撮影ポイント、実は瀬越駅から徒歩5秒くらいだったりw
とは言え本数が少ないので、列車に乗って来て撮るのは難しいでしょうね(^-^;


次は俯瞰。
12時台の1ヤマは、増毛駅を10分でとんぼ返りして来るので、効率よく撮れます。


留萌駅へ戻る途中、坂を下った先にバス溜まりを見つけました。


そこは沿岸バスの留萌営業所!
古いトタン屋根の車庫に、年季の入ったクルマたちが休んでいました。
長距離路線が多い土地柄、止まっているのは観光型が目立ちます。
数少ない路線型は、これまた車両によって塗装がまちまちで、広告を剥がしてそのまま走っていると思われる白い車体のクルマも居たりと、ゆるーい感じ。
左から2台目、緑色のバスはリバイバルカラーのようです。



留萌14:21発の増毛行きに乗車。
キハ54の単行です。


車内は、キハ183系由来の簡リクが並んでいます。
普通列車としては上等ですが、集団見合い型で固定されているので回転はできません。
思っていたよりも乗客は多く(半数は同業者さんという感じでしたが(^-^;)、座席はほぼ埋まっていたので、最後尾のデッキへ。
なので、この写真は増毛駅で下車する直前に撮影したものです。


留萌~増毛間は、留萌を出て大きく左にカーブすると、あとは日本海沿いをへばり付くように走ります。
車窓右手はひたすら海!海!海!です。


北海道名物の”ヨ太郎駅舎”も、潮風の影響でご覧の通り…


これまた北海道らしい仮乗降場タイプの阿分駅。
1両分にも満たないホーム、出てすぐのところには踏切があります。
増毛行きはいいとして、帰りはどうするんだろう…まさか踏切を塞いだまま止まるのか!?
と、わくわくしながら帰りも最後尾から眺めてみたところ、そのまさかでしたw


そして増毛に到着!



1面1線、ぷつんと途切れたレールの先には木造駅舎。
最果ての終着駅に相応しい、素晴らしいロケーションです。


駅前にも風情ある建物が並んでいますが、こちらはちょっと観光地ナイズドされ過ぎかな…という感じもします。
折り返しの深川行きまで50分、手持ちぶさたになったので駅ノートに記帳をしたら、後日、増毛を訪ねた友人からLINEが。
なんと、ノートのコメントを見つけられてしまいましたwww

こちらに続きます。
2012年10月27日 江差線
久しぶりの更新です本当にスイマセンorz
パパッと更新できるのがブログの良いところなのですが、せっかく記事にするならキチンと写真を整理してからにしなきゃなーと思ってしまって遅々として進まないという、相変わらず無計画な三条ですw
あんまり追い付かないようだったら、もういっそ写真だけ貼っ付けてしまいましょうかね…。

さて、そんなワケでGW中のネタも溜まっているんですけど、先に旬の話題として、本日5月11日をもって廃止となった江差線(木古内~江差間)の記事をアップしたいと思います。


時は2012年10月27日。
函館市電を訪ねた後、特急スーパー白鳥34号に乗って木古内へ。


渡島鶴岡も、知内も、今では過去の駅に…。


建設中の新幹線駅と、そのすぐ足元に単行のキハ40が2両並んで停まっています。
このどちらかの列車が、14:44発の江差行きのはずですが、


どちらも「江差-木古内-函館」というサボを差していて、お客さんも同じ程度に乗っています!?
奥の列車は函館行きで、乗ろうとしていた江差行きは手前の列車でした。
ホームに案内板も無いので、これは紛らわしい(-_-;


この頃から廃止が取り沙汰されていましたが、まだまだお客さんは疎ら。
地元の方と数名の同業者さんが加わっても、車内は空席だらけです。


”ヨ”を改造した駅舎。
木古内~江差間の10駅中3駅が、こんな感じの車掌車駅になっています。
駅舎を建てるお金は無いけど、かと言って北海道で吹き曝しはマズいですからね…。


沿線は紅葉真盛りでした。


日本海が見えてきたら、もうすぐ終点の江差です。
ぶっちゃけ、ここまで沿線風景に大きな特徴は無いので、最後の海!が一番のハイライトですね。




堂々とした駅舎に似合わず、人気のない江差駅。
一応駅員さんは居てましたが、改札業務は行っていないようで、運賃は車内で回収していました。


駅から徒歩30秒で、この景色ですよ!
駅自体が町外れにあるので、周辺は閑散としていて最果てムード満点です。

ちなみに”エサシ”はアイヌ語で「岬」の意。
宗谷地域にも枝幸(えさし)という町がありますが、当てた漢字が違うだけで由来は同じだそうです。


江差での滞在時間は25分。
折り返しの列車を逃すと3時間待ち(!)になってしまいますから、同じ列車でとんぼ返りしました。


でもって、木古内からスーパー白鳥で津軽海峡を渡って本州へ戻り…


青森から、急行はまなすのカーペットカーで再び北海道へwww

この時は「コロプラ☆北海道乗り放題パス全道版(3日間)」という切符を使っていたので、フリーエリアから足を出してしまうことになりますが、さすがに函館で夜中の1時まで待つのは辛いですからね…(^-^;
パスは中小国まで効いているので、JR東日本の切符をちょこっと追加すれば、はまなすに2時間ほど長く乗れます。

JR北海道ダイヤ改正ビフォー&アフター #3
最後はアフターの巻きです。
今回のダイヤ改正、テツから見て一番の目玉は何と言っても…



711系の札沼線入線でしょう!

新しい高架を行く赤いボロ電車の画は、違和感を通り越してCGなんじゃないかとw
三条の知ってる札沼線と違う…。

室蘭方面から撤退したのは残念ですが、その分新しい活躍の場が出来たことは喜ばしい限りですね。



沿線も随分と背の高いマンションが増えました。
今から10年ちょっと前、ここがまだ非電化の単線で、おまけに地上だった頃は、まさか711系が走るなんて思いもしませんでしたよ…。



これまた違和感バリバリな「北海道医療大学」行き。
ちなみに711系は下記の運用で走っています。

回送 札幌→石狩当別
526M 石狩当別6:45発→札幌7:30着
543M 札幌7:42発→北海道医療大学8:36着
544M 北海道医療大学8:50発→札幌9:44着

すべて3連を2本つないだ6両編成です。
基本的に冷房車限定なのですが、改正した初っ端から非冷房車(しかも国鉄色!)が入ったそうで、冷房を使わない季節は、その限りでは無いのかもしれません。





こちらは6月の改正から運用入りしている電車たち。
何だろう、この妙に落ち着いた感じはwww

これまでの札沼線がカオスで趣味的に面白過ぎたので、一気に普通の都市鉄道になってしまった感がありますね。









一方、函館本線の711はダイヤ改正後も相変わらず。
旭川方面をメインに、ちょいちょい札幌駅にも顔を出します。





でもって、改正前は千歳線唯一の711系による運用で、早朝の室蘭方面への送り込みを兼ねた営業列車だった2726Mは、番号そのまま2726Dに大変身!
この顔が札沼線から消えた…と思ったら、今度は千歳線で出現したというw





その他、久々に札幌へ行って気が付いたこと諸々。

・735系が営業運転していた。
試運転ばかりしているというイメージが強かったので、しれっと731、733に混じって営業入りているところを見掛けて衝撃的でした。
つるっつるの側面はシンプルでカッコイイのですが、デザインが733とほぼ同じなので、ただ単に帯を貼り忘れただけに見えるという…。

・車内の自動放送が男声になった。
特急から普通まで全て男声タイプに更新されていました。
自動放送で男声って、他社ではあまり聞かない気がして新鮮な感じです。
一方で英語放送は女性だったりして、中国語は女声、英語は男声で使い分けている台鉄を思い出しましたw

・朝ラッシュ時の桑園でも列車別改札。
これは今まで意識していなかっただけなんですが、函館本線だけでもピーク時最大9本/hの列車が発着する桑園駅に列車別改札の案内があるんですね。
と言っても案内が流れているだけで、お客さんは乗る列車など気にせず自動改札を通り抜けて行きます。
それでも淡々と改札時刻を読み上げる自動放送が不憫過ぎて同情するレベルwww

JR北海道ダイヤ改正ビフォー&アフター #2


札沼線が電化された一方で、室蘭方面の普通列車は、何と今回の改正から電車がディーゼルカーに置き換えられるという珍事が発生しましたwww
この地区は711系の独壇場だったんですが…。



まずは、早朝の2726M札幌発→東室蘭行きを新札幌で撮影。
送り込みの兼ね合いで、1日1往復だけ設定されていた711系による千歳線運用でした。





苫小牧では、すでに札沼線から来たキハ143がスタンバイ。
JR北海道の普通電車は全て3両1ユニットなので、お客さんの少ない室蘭本線では輸送力過剰…でもって、逆に札幌圏では札沼線電化で電車が不足しているワケです。
そこで、もういっそ室蘭方面は電車である必要無いんじゃね?と開き直ったのか、電車と気動車をトレードすることに。
この写真を撮影した翌日には、苫小牧以西の(特急車の化け鈍行を除く)全ての鈍行列車がディーゼルカーになりました。



青葉駅の時刻表(画像をクリックすると拡大できます)
朝ラッシュ時の1往復を除いて、2両または1両へ減車されたことが分かりますね。

それにしても、15:40発の下り列車が突如夕張行きになったのはナゼなんでしょう(^-^;



苫小牧の製紙工場をバックに走る711系。
この辺りは約28kmほどカーブが無く、日本で最も長い直線区間なんだそうです。おぉ…東横線(24.2km)がすっぽり入ってしまうwww
沿線風景が市街地なので雄大なイメージではないんですが、地平線までひたすら真っ直ぐ続くレールを見ると北海道だなぁと感じますね。



この日は国鉄色の編成が行ったり来たりしていたので、撮り放題でしたwww
これは嬉しい誤算で、実は711系の動きをこちらの掲示板を参考にさせて頂いて、ある程度予測していたのですが、順当に流れれば旭川方面へ行ってしまうな…と読んでいたところ、どうやらダイヤ改正前後に運用の差し替えがあったようです。



富浦という小さな漁村の駅で途中下車。
小舟と絡めてみました。



富浦の大俯瞰。
大した下調べもせずに行ったら、草木が伸び放題で大変でしたw
作例ではもっと広角寄りだったと思うのですが、枝を交わすため望遠で切り取ってみました。



キハ150+キハ40の普通列車。
ダイヤ改正前も、電車に混じってディーゼルカーの運用が数本ありました。



貨物列車も当然ディーゼル機関車で…



今や室蘭まで走る電車は1日5往復の特急すずらんだけというwww
交流電化は閑散区間向け…とはいえ、ちょっとこれは勿体無い気がしますね(^-^;