> 私鉄屋雑記帳 近畿地方の鉄道
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三条イツキ

Author:三条イツキ
どこまでも続く田園風景の中を、のんびりと単行の古びた電車が、ゆらゆら車体を揺らしながら、釣り掛けの轟音を残して通り過ぎてゆく…
私鉄系旧型電車が好きな管理人が、国内の地方私鉄から海外の軽便鉄道まで、気の向くままに写真を撮り歩いては書き綴るブログです。
マイナー路線まっしぐら!!

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さよなら急行ツインズ
3月18日に能勢電でダイヤ改正が行われ、朝ラッシュ時上りのみ運転されていた「妙見急行」と「日生急行」が廃止となりました。゜。゜(ノД`)゜。゜。
ちょうどダイ改1ヶ月前の2月18日、一足先に撮り収めしてきました。


まずは日生急行を狙うため、山下駅2号線でスタンバイ。
すると朝晩限定の”矢印幕”ではない山下行きがやってきました。
4連の区間運転も、昼間は代走でないと見られませんね。


折り返し日生中央行きに。
この1700系、何か違和感を覚えたのですが…

は!?そういえばスカートが付いてますな。
ヘッドライトのLED化も全編成に波及しましたし、まだまだ使う気なのでしょうかw


今度は平野始発→山下止まりの列車が到着。
この列車、土曜日に1本のみ設定されていた珍運用だったのですが、今回の改正で廃止され、地味に下り列車の山下行きが消滅しています。
山下駅2号線へ、通常とは逆の川西能勢口方から入線するところがポイントでした。



そして日生急行!
土曜日の朝ラッシュ時に日生中央発の上り2本のみ運転、つまり1週間にたった2本しか走らない超レア種別でした。
この日は例のスカート付き1700系が充当され、貴重な組み合わせとなりました。



続いて4号線に妙見急行が到着。
こちらは妙見口発で、平日と土曜の朝ラッシュ時に上りのみ運行されていました。
5100系のフルカラーLEDに鮮やかな妙見急行の表示も、僅か2年足らずで見納めに…。


日生急行2本目は一の鳥居へ。
ところが…残念ながら里山便ラッピングに被られてしまいました(汗;


妙見急行2本目。
こちらは被りなく、車両も安定の1700系でした。


妙見急行と日生急行は双子のような列車でしたが、始発駅の他にもう一つ大きな違いがありました。
それは一の鳥居に停車するか否か
同じ急行でありながら、妙見急行は一の鳥居に停車、一方の日生急行は通過だったのです。
日生急行は阪急に直通こそしないものの、特急「日生エクスプレス」と同じ停車駅でした。

阪急車に負けじと走る小さな私鉄の優等列車、乗る機会はほとんどありませんでしたが、子供の頃から大好きな種別でした。
慣れ親しんだ名前が消えるのは寂しい限りですね…。
なお能勢電の車両による優等列車は、こいつがいるので一応残りますw
でもそれじゃあロマンがないんですよ!
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撮り初めは恒例の初詣マーク

今年も能勢電の初詣マークを撮ってきました。



この日(1月2日)マークを付けていたのは、3170編成と1754編成の2本。
そのうち1754は山下の留置線で寝ていたので、稼働車は僅か1本だけでした…orz


それならば1754と絡めて撮る作戦に変更w


5100系にとっては、能勢電に来て初めて迎える新年ですね。
せっかくだから5100に初詣マークを付けて欲しかったなぁ…。




久しぶりに復活したマルーンツートン。
創設100周年記念で塗り替えられた1550編成が、元に戻されて以来なので6年ぶりですね。
歴代の数あるオリジナル塗装のなかでもシンプルかつ一番上手くまとまっていて、個人的にすごく好きなデザインだったので嬉しいです。



梅田へ出たついでに阪急の初詣マークも撮影。
こちらも例年どおり、能勢電と同じ柄です。というかこっちが本家w
能勢電1500×2Rも引退

今月は北から南まで引退ラッシュでしたね。
485系や大江戸線の初期車も過去に乗ったり撮ったりしましたが、私にとって一番思い入れが強いのは、なんと言っても故郷の電車、能勢電の1500系です。
先月の4両編成に続き、山下以北の区間列車で活躍していた2両編成も、予告どおり今月22日を以って引退となりました。



マルーン一色な能勢電に、彩りを与えてくれた2連たち。
この塗装は、2013年春に妙見線開業100周年を記念して塗り変えられたものでした。


妙見口駅も塗装変更に合わせて改装され、レトロな雰囲気に。


車内は、網棚と一部の吊革が撤去されギャラリーになっていました。
さらに冬場はイルミネーションが天井に設置され、日が暮れるとこんな風になったり。
末期の2連は遊ばれまくっていましたが、まぁどうせラッシュ時は車庫で寝てますからね(笑)


出庫回送。
ラッシュが終った一の鳥居を、珍客がのこのこと通過します。


こちらは入庫回送。
ひたすら末端区間を機織りするだけの2連にとって、急行灯も点灯するこの回送列車が一番の華だったように思いますw

ちなみに1550編成は6月15日に、1560編成は同22日に運行を終了、1560編成のみ6月10日からさよならヘッドマークが取り付けられていたそうです。





”創業”100周年を記念して、リバイバルカラーを纏っていた頃の2両編成たち。
1550編成が1500系デビュー時のマルーンツートン色、1560編成が2003年まで採用されていたフルーツ牛乳色でした。
当初は2008年5月から約1年の予定だったのですが、その後2010年2月まで継続されました。



イベントでは度々2+2編成を組んで川西能勢口まで下りてくることも。
これは2008年11月2日に開催された、レールウェイフェスティバルのときの写真です。


誕生から半世紀以上が経過、本家よりも能勢で過ごした時間の方が長くなっていた1500系。
私が生まれる前から能勢電で活躍していた馴染みの電車、それが消えてしまう寂しさとともに、あのヘロヘロなCP音と甲高いモーター音を唸らせて妙見口まで登る姿を見ると、もう充分だろう、という気持ちにもなりますね。
本当に長い間お疲れさまでした。

なお新しく入った5100系2連2本も…なんとリバイバル塗装でデビューしました!バンザーイ!!
去年ボソッとこんなことを冗談半分で呟きましたが、まさか現実のものになってしまうとは(笑)
それも過去2回に分けて行われたリバイバルカラーのなかでも、特に気に入っていた50形ツートン(5124編成)と、マルーンツートン(5142編成)の組み合わせという、素晴らし過ぎるチョイス!
こりゃまた田舎に帰るのが楽しみですなぁ。

能勢電1500×4R勇退
少し前になりますが、能勢電1500系のうち5月29日に引退予定の4両編成にヘッドマークが付いているということで、撮影して来ました。



ヘッドマークが付いているのは1551編成。
4連5本、2連2本が在籍していた1500系ですが、5100系の登場で置き換えが進み、現在はコイツが最後の4連となっていました。




マークの柄は前後で異なっています。
こちら(妙見/日生)側のデザインは、かつて阪急で存在した準急風ですね。
今月15日から1500系のイラストが入ったものに変わり、さらに最終日の29日には当日限定のマークも用意されているようです。


また、こんなところも本家に倣って…か、どうかはわかりませんが、コーポレートマークの撤去と、旧社章の復活も行われています。
1500系は能勢電入線時にマルーン&クリームのツートンカラーへ塗り替えられていましたから、マルーン一色塗りと旧社章の組み合わせは今回が初ではないでしょうか。


追う者、追われる者。
5100系デビューが昨年の3月16日、あっという間の交代劇でした。


その5100系ですが、今年1月から走り始めた5146F、5148Fの2本は阪急時代に側扉が交換された編成で、外観に変化が生じています。
ぶっちゃけこのびょ~んと伸びた窓、バランス悪くて個人的には大キライ…(-_-;


最後に乗り納めしようと車内に入ると…吊革に旧塗装や阪急時代の1500系が!!


ナンバープレートには勇退の文字も。
引退前となれば、盗難防止のために本物を外してテプラで…なんてこともありますが、能勢電さんさすがっス。


ときわ台で下車、妙見口からの返しを待っていると大粒の雨が降り出してきて…思いがけず、涙雨でお別れとなりました。
お疲れ様!


なお、区間運転用の2連2本については6月下旬まで運行予定とのこと。
いずれにせよ私はお盆まで大阪へ戻る予定は無いので、今回の乗車が最後になると思います。

200m最後の新年
こちらの続きです。
山電から阪神へ入って尼崎、奈良行きに乗り換え、流れるように近鉄上本町へ。
さらに谷町線へと乗り換え、向かった先は阪堺電車の松虫電停でした。


あべのハルカスをバックに撮れることで有名になった、このポイント。
そういえば、まだモ161形をここで撮っていなかったなぁと思い出し、正月三が日の増発ダイヤなら1台くらい動いているだろうと、挑んでみることにしました。
するとどうでしょう、待つこと20分ほどで、



162号がやって来ましたー!!

ところが肝心の折り返し、天王寺駅前で縦列停車をやっているらしく、これがなかなか戻って来ません。
気が付くと足元の影は成長し、時間との戦いに…


はい、1両すっぽりとはいきませんでしたが、なんとか正面だけは持ち堪えてくれました。
スポットライトを浴びる米寿の電車と、高さ日本一の高層ビル。
この新旧ごった煮な感じは、今の天王寺界隈を象徴する光景ですねぇ。


また今年1月31日に住吉~住吉公園間が廃止となる為、モ161形各車には「ありがとう住吉公園駅」と書かれた、小さな円形のヘッドマークも取り付けられていました。


たった1区間、距離にして200mですが、同区間の廃止で、かの有名な住吉の平面クロスも消えることになりました。
軌道同士の平面クロス、あと国内で残るは高知のはりまや橋くらいでしょうかね。
広電の高架新線が計画通りに進めば、稲荷町交差点に平面クロスが新設されるようですが…。


と言うわけで、後続の電車に乗って住吉公園へ。


モ161形が良く似合うレトロなホーム。
この区間、随分前に乗り潰した記憶はあるのですが、平面クロスばかり撮っていて、駅自体はあまり印象に残っていませんでした。


これまた年季の入った、行灯式の乗り場案内。
住吉公園駅はホームの長さが2両分あり、ラッシュに備えて縦列停車もできるので「うしろ」「まえ」の表記があります。
昔は賑わっていたようですが、


そんな設備も、今では宝の持ち腐れwww
つい最近までは住吉公園を発着する電車も結構あったんですが、2014年3月1日のダイヤ改正でバッサリと減らされてしまい、朝ラッシュ時にしか電車が来ない状態に。
日本一終電が早い駅という、あまり嬉しくない肩書を手に入れてしまったのです。


これぞ大阪の下町!という感じの、ディープな空間が広がっている駅舎内。


駅名も右横書き!旧字体!!
今日は目を覚ましたように大賑わいですが、きっと普段は南海の立派な高架線の横で、ひっそりと佇んでいるのでしょう。



日没前に沿線撮りしておこうとカメラを構えると、なんと1001形「青らん」がやってきました!
通常は天王寺~浜寺公園で運転されている1001形、それも去年デビューしたばかりの「青らん」編成です。


住吉と言えば平面クロスが注目されがちですが、この曲線上に設置されたシーサスクロスも、なかなかお目に掛れません。
住吉~住吉公園間の廃止には、老朽化した設備の改修費が捻出できないことも理由の一つになっていますが、こんな特殊な分岐器が2ヶ所もあれば、そりゃあ費用も嵩みますね。
たかが200m、されど200mです。



鳥居前へ出ると、166号、162号が続けてやって来ました。
以前は雲電車や広告塗装なんかもありましたが、今はどのクルマもシックな塗装になって好印象です。


最後に細井川から164号に乗って、恵美須町へ戻りました。
ツイッターによると、この日は161号も日中に1往復だけ動いていたようです。
それでも稼働車はたったの4両、2年前に比べると寂しい限りですが、こうして戦前生まれの古豪が走っているだけでも感謝しなければなりません。
モ161形の動向と、住吉公園がなくなった来年以降の正月輸送も、どうのような変化が起こるのか注目ですね。